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⚠️政治的意図、語彙力共に皆無⚠️
つばき
つばき
つばき
つばき
つばき
息が切れる。足が重い。
会社に篭りすぎて体力が落ちたのだろうか。
ドイツ
真っ青な空の下、ドイツは、ただひたすら走っていた。
暫くすると。
ドイツ
重厚感のある瓦屋根、格式の高さが窺える表門。
静かに、けれども凛と佇むその家は。
ドイツ
そう、昨日までーーというかギリ今日まで 共にブルーライトと格闘していた会社の同僚、 日本の家だった。
日本
日本
ドイツ
日本
ついに体内時計が狂ったらしい彼も、
今日は休める事になったそうだから、 今頃思う存分ゴロゴロしていることだろう。
ドイツ
なんだかドっと疲れた。
よし、家に帰って寝てしまおう‼︎
いや、それが無理なんだな!!!!
ドイツ
あえて思い出さないようにしていたが、そう、!
此奴、恋人に嫉妬した後、自宅を飛び出してきていたのだ!!
ドイツ
ドイツは再びもんもんと悩み始めた。
…今日だけで何回そうしているのだろう。
すると、
バーン!!
ドイツ
日本家の表門がぶっ飛ぶ勢いで開けられ、
そこから何かが飛び出してきた。
???
やたらと元気な、猫耳にセーラー服、額に日の丸が浮かぶ国。
ドイツ
にゃぽん
ドイツ
にゃぽん
ドイツ
一気に捲し立てたにゃぽんは、ぽん、と小柄な青い瓶をドイツに渡すと、
にゃぽん
バタン!
…嵐のように去っていった。
ドイツ
ドイツ
何事もなかったかのようにそよそよと木々は揺れ、雲は流れ、 時も穏やかに…
ーーー過ぎているわけではなかった。
ドイツ
ドイツ
ぐるぐるぐるぐる、ドイツの頭の中には、ネガティブな考えが渦巻いている。
ふと、手の中にある青い小瓶に目がいく。
ドイツ
今は帰って寝て、これからのことはその時に考えよう。
…なぁんて、計画的なドイツにしては珍しく、後のことは考えず、 家に帰って寝ることにしたらしい。
ドイツ
過労気味の、あまり回らなくなってきた頭で考えながら、帰路に着いた。
ーー再び、ドイツ家。
ーーーガチャ、
…一階から響く、玄関のドアを開ける音。
イタリア
それを聞いて、ioは飛び上がる。
ドイチュ、もう帰ってきたんね!?
イタリア
ま、まぁ大丈夫なんね!
これも計算の内なんね!
こんなこともあろうかと、 ioはちゃーんと「お薬」、もってきたんよ!
イタリアは、ベッドの上でゴソゴソポケットを探る。
イタリア
イタリア
ゴクゴク…
中にはいってる「お薬」は少量だけど、 結構甘い…というか甘ったるい感じなんね。
イタリア
そういや、効果が出るまでは10分くらいかかるって言ってたような…
それまでにドイチュが来ないと良いけど…!
イタリア
…彼は策士だった。
ーーー7分後。
イタリア
ガチャ
トタトタ
トタトタ
イタリア
え、ドイチュ、いつもはリビングでゆっくりしてることが多いのに、 もう2階に上がってきたんね⁉︎
イタリアがもたもたしている間にも、足音は近づいてくる。
そして。
ーーガチャッーー
イタリア
ドイツ
隠れるところもなく、部屋の中央に突っ立ったまんまのイタリア。
ーーの前に現れたのは、 猫耳としっぽをはやし、何故か既に「できあがった」状態のドイツ。
ドイツ
イタリア
いや、コレは流石に…
計算外だったんねぇぇぇえ⁉︎⁉︎⁉︎
☆おまけーーにゃぽんのその後!
門をバーン!と閉めると、玄関に戻り、 それから居間に襟を翻して戻ったにゃぽん。
すると。
にゃっぽん
と、にゃっぽんに一喝される。
にゃぽん
…が、座布団に座りながら、フル無視で話を進めるにゃぽん。
にゃっぽん
にゃっぽん
にゃぽん
にゃっぽん
にゃぽん
いつも明るいコイツの、自虐とも取れるような教訓。
にゃっぽん
にゃぽん
にゃっぽん
一瞬の、沈黙。
それぞれの脳裏には、あの悪夢のような日々が閃いているのだろう。
…コイツが、『御国のために』と「突っ込んで」逝った日。
…キミが、白い服を身に包んで、『御国のために』と、逝った日。
にゃっぽん
にゃっぽん
昔から強がりだったきょうだいの、素直な本音。
にゃぽん
正直、びっくりした。
にゃっぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃっぽん
にゃっぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃぽん
にゃっぽん
2人は、席を立つと、奥の部屋へと足を運んだ。
最後まで閲覧、ありがとうございました!