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司とえむを結ばせたい幼馴染

第1話 - 【1】両片思い

306

2022年03月02日

#プロセカ

#司えむ

#わんだしょ

ゆー

はじめまして！

ゆー

ゆーと申します！

ゆー

よろしくお願いします。

ゆー

私がハマっているプロセカのお話になります。

ゆー

今回の話は恋愛ものが含まれます。

ゆー

ダメな方は戻って違う読切を見てくださいな…

ゆー

大歓迎ですという方は楽しんでいただければと思っております。

ゆー

それではどうぞ！

ワンダーステージにて。

司

よし、みんな集まったな！

えむ

今日はどんなショーにするのー？

類

ふふ、えむくん、それを今から考えるのだよ。

えむ

あ、そうなのー？

えむ

あたしはねー、キラッキラでピカピカーなショーにしたいなっ！

寧々

いつも、キラキラでピカピカなショーしてるでしょ。

えむ

そうじゃなくて！うーん、なんて言ったらいいのかなー？

司

えむ、とりあえず言ってみろ。俺たちが頑張って汲み取るからな！

えむ

…！！うん、わかった！

とりあえず、ピカピカでドカーン！って感じがいいの！

それからそれからー、次はホクホクしててふんわりしてるやつ！

最後はふわふわもドカーンもピカピカもキラキラも全部合わせたやつ！

とにかく擬音語オンパレードで話したえむの言葉を聞き取れるはずがなく…

寧々

えむ、さすがに擬音語が多いと思う…。

えむ

えぇっ！ごめんね！どうしてもみんなに伝えたくて…あたし暴走しちゃった。

類

いいや、大体コンセプトはわかったよ。

司

今のでわかるのか、、？

類

えむくん、次はできるだけ擬音語を使わずに話すことはできないかな？

類

ショーで動きだけだとみんな面白くないだろう？

寧々

その例えはどうかと思うけど…まぁ、合ってるって言ったら合ってるからいっか。

司

とりあえず、もう1回頼む！

えむ

うん、あたし頑張ってみるね！

30分後…。

類

うん、できたね。

司

よし、それでは次回は海賊の話で決定だな！

寧々

じゃ、どうする？家に帰って個人で考える？類とか色々したいでしょ？

類

それはもっともなんだがねぇ…ふふ、楽しみだねぇ。

類

どうだい？今日は二手に別れないかい？

司

うむ、どういうことだ？

類

ほら、最近あまり休んでないだろう？だからたまには息抜きとして雑談とかセカイに行くのも悪くないんじゃないかと思ってね。

寧々

それはわたしも名案。類…に話したいこともあるし…

えむ

それでそれでー？ペアはどうするのー？

類

それはもちろん…

じゃんけんぽい！

セカイにて

KAITO

それで、類くんと寧々ちゃんは逃げてきたわけだね。

類

ふふ、カイトさん、｢逃げた｣なんて変な言い方はやめてくれないかな？

類

僕はただ司くんとえむくんの｢手助け｣をしただけさ。

MEIKO

手助け？

寧々

うん、あのね…

寧々

2人はね、両片想いなの。

KAITO

両片想いって両思いなのにお互いに気づいてないやつのことを言うんだよね？

ルカ

えぇ。だから2人はお互いに好きなのにお互い片思いだと思っちゃってるってことよー…。

ルカ

うーん、やっぱり恋バナっていいわねー…すやすや…。

MEIKO

こら、ルカ。さっきも寝たでしょ！

KAITO

まぁまぁまぁ、メイコ、すやすや寝れるとこまで連れて行ってあげてくれないかな？

MEIKO

…わかったわ。

MEIKOはルカを連れて舞台裏へ行ってしまった。

類

寧々、もしかして話したいことってそれかい？

寧々

…うん。類って行動するの早いよね。

類

いやぁ、じゃんけんできれいに別れてくれて助かったねぇ。じゃんけんじゃないと不公平になるものでね。

寧々

ほんと、危なかったね。あいこ続きでわたしと司、わたしとえむだったらどうしようかと思った。

KAITO

そういえば2人はどうやって司くんとえむちゃんが両片想いってことに気づいたのかな？

類

ああ、僕はね、

ｰ1週間前ｰ

神山高校ｰ屋上ｰ

司

る、類！？どうしてここにいるんだ！？

類

ふふ、何となく司くんが居るような気がしてね。

類

それに司くん___。

類

___僕に話したいこともあるみたいだしね。

司

…類はやはり勘がいいな。

司

実はな、

司

えむのこと…好き…かもしれないんだ。

類

ふふ、言うと思っていたよ。

司

な！？

類

何となく勘づいていたからね、司くんに聞こうかと思ったらのこのこと屋上に上がっていくもんだから行かずにはいられなくてね。

司

お前ほんとにすごいな…

類

それで、えむくんのどんなところが好きなんだい？僕で良ければ相談に乗るよ。

司

それが___。

司

___分からないんだ。

類

おや。

司

分からないんだ、でもえむのことを見ていると何故か顔が熱くなるんだ。目が合いかけると目を逸らしてしまうし…これが恋なんだろうか？

類

司くん、心理テストをしようか。

司

ん！？なぜ今心理テストをしなければならないんだ！？

類

とりあえず聞いてくれ。

類

司くん今から言う色の名前に合いそうな人の名前を言ってくれないか？

司

あぁ。

類

黄色。

司

咲希だな！

類

黄色に当てはめた人はあなたにとって家族や親戚のような関係だね。

類

青。

司

うーん…冬弥だな！

類

青に当てはめた人はあなたにとって親しい友人という関係。

類

それじゃあ、

類

赤。

司

…えむ、だな。

司

(家族、友人と来たら…)

司

(いやいやいや俺は何を考えているんだ！？心理テストなんだからそんな信じなくてもいいだろうが！)

司

(でも…)

類

司くん。

司

ん！？

類

今、どんな関係が来るか考えただろう？

司

あぁ。

類

それが答えだよ、司くん。

司

…！？

類

流石に、えむくんから言わせる訳には行かないだろう？

類

まずはゆっくりでいいからアプローチするといいさ。

類

それじゃあ、またワンダーステージで。

類は手を振って後ろを向かずに屋上から去ってしまった。

コツコツコツと階段を降りる音が聞こえる。

司

…

司

類ー！！ありがとうー！！

司は屋上から思いっきり叫んだ。

｢類ー！！ありがとうー！！｣

類

…！？

類

…司くん、お礼を言うのはちゃんと結ばれてからにしてくれないかな。

類はため息を付くと小声でそう言った。

寧々

る、類！

寧々が下の階から息を切らしながら階段を登ってきた。

寧々

司、一体、どうした、の！

類

ああ、実はね、

類はさっき起こったこと、司に話したことを寧々に全部話した。

寧々

…類も大胆なことするよね。

類

類｢も｣ …ってことはそっちもなにかやったのかい？

寧々

ううん、まだ。

寧々

でもね、いつかは大胆なことしようかな…。

寧々

えむのために。

類

ふふ、そうかい。

類

それじゃ、そろそろ先生に怒られてしまうから戻ろうか。

どこか遠くで｢天馬ー！！どこだー！！｣｢ついでに神代もなー！！｣と言う声が聞こえる。

寧々

(類、悪くないのに…)

類

…なんてことがあったんです。

KAITO

へぇ、類くんはいつから気づいていたの？

類

おそらく司くんとえむくんがギクシャクし始めたのがアメリカに行ってからだからそこから少し経ったぐらいからかな。

KAITO

寧々ちゃんは？

寧々

…わたしは今から3週間前ぐらい。

KAITO

やっぱり、想いは広がるものなんだね。

寧々

…。

類

どうしたんだい、寧々。まるで｢類に先に行動されて悔しい｣みたいな顔じゃないか。

寧々

…意地悪。

KAITO

まぁまぁまぁ。

MEIKO

ただいま。

寧々

お帰りなさい。

MEIKO

類くん、私にも聞かせてちょうだいね？

類

…仕方ないね。

類

もう1回話すとするか。

KAITO

(司くんとえむちゃんは上手くやってるのかなぁ…)

その後、類がMEIKOさんに説明するとMEIKOさんが興奮してしまい、あまり話が進まなくなって説明するまで30分掛かりました。

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