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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

これは?

大橋和也

入れていいよ?よーく混ぜてな?

いよいよ明日がバレンタインデー。

俺の部屋で渚ちゃんとチョコレート作りをしていた。

大橋和也

よし!あとは冷やすだけやな?ちょっと、休憩しよか?

うん、すごいね!本格的!

そして、コーヒーと、紅茶とお菓子でひと息つく。

大橋和也

渚ちゃん、手際がええから教え甲斐があるわ

そんなことないよ?和也くんの教え方が上手いからだよ。そういう道に向いてるよ 。

大橋和也

あはは!ありがとう。褒めてもなにも出来なくてごめんな?

お世辞じゃないからね?

大橋和也

あはは!渚ちゃんだけやわ、そう言うてくれるの

私もね?パティシエ目指したいなぁーって思い始めているんだ。だからこれは勉強の1つ

大橋和也

へぇー!なら、一緒に頑張ろうな?

・・・・・うん!

そう言って片付けをして、

じゃあさ、これが出来たら藤原さんに、いよいよ告白だね!いや、告白しちゃいなよ

大橋和也

えー?出来ないよ(そりゃあ渡したいし、告白したいけど・・・)

なんで? するって言わなかった?

大橋和也

だって、すぐ喧嘩しちゃうし・・ 。・・・それに・・・・

まだ女の人の事気にしてるの?

大橋和也

イチャイチャしてるところを見たわけやないけど・・ 。(あれから全然連絡してへんし・・・)

早くしないと、その幼なじみさんに取られるかもよ?

大橋和也

・・・・・もうええよ・・・ (きっと俺たちは・・・)

⤴半分諦めモード。

へぇー?結構意気地無しなんだね、和也くんって

大橋和也

えっ・・・

やる前から諦めちゃうなんて男らしくないよ! ウジウジしちゃって・・・・

大橋和也

・・・・・・

そんなんだから、私・・・

大橋和也

えっ・・・

ボコボコ

あっ!いけない・・・

お湯、沸いていたの忘れてた。

大橋和也

あっ、渚ちゃん、危ない!

バッシャーン

お湯が零れてしまい・・

熱ッ

大橋和也

えっ?

私の足首にお湯が掛かってしまい・・・、和也くんは、すぐにお姫様抱っこしてくれてお風呂場のシャワーで冷やしてくれた。

あの?ごめんね?(さっき、意気地無しって言ったこと)

大橋和也

俺の方こそごめんやで。女の子にこんな怪我させて・・・(サイテーや)

・・・・・・

大橋和也

・・・・・!?

なぜかキスしそうな距離にお互いの顔があった。

大橋和也

・・・ごめん

・・・・・ううん・・・・

何となく気まずくなりながらも、和也くんは私の足首に包帯を巻いて手当をしてくれた。

大橋和也

痕残らんとええけど・・・。ちゃんと医者に行ってな?

・・・・うん

そして、10分位は沈黙が流れ(長ないか?)

・・・・・なんで?

大橋和也

・・・・・?

なんで優しくするの?さっき、あんなひどいこと言ったのに

大橋和也

ほんまの事やしな(素直に渡せばええのにできやんのは俺が意気地無しやからや)

・・・・・・・っ(私がこれ以上好きにならないように頑張っているのに!!)

大橋和也

な、渚ちゃん?ごめん、いたい?やっぱり、病院行く?

ううん。
・・・・あのね?藤原さんの部屋から出てきた女の人ってカールだった?

大橋和也

えっ?・・・・うん 。たしかカールしてたような?

目元にホクロが無かった?

大橋和也

さぁ?どうやったやろ?えっ?渚ちゃんその人のこと、知ってるん?

・・・・・知らないけど・・・(やっぱりその人は・・・)

大橋和也

・・・・・?

今日は、帰るね

大橋和也

いや、まだチョコ冷えてないし・・

あれは和也くんが食べておいて?

大橋和也

・・・・・・

私からのバレンタインデーだから

大橋和也

ありがとう。ありがたく貰っとくね?

じゃあ・・ 。お邪魔しました

下まで降りていき・・

じゃあね!

大橋和也

あの・・・やっぱり送ろうか?

いいよ

大橋和也

いや、でも・・

大丈夫だよ。まだ、明るいし・・

大橋和也

そっか。じゃあ、気をつけて。足、お大事に

うん、ありがとう

そうやって別れた俺たちだった。

(・・・・・・なんで。なんでなの? )

渚ちゃんは俺と別れたあと我慢が出来なくなったのか泣き始めた。

(和也くん、なんであんなに優しいの?優しくされたら私・・・・ )

彼女は、なにか悩みを抱えているみたいで?

だけど・・・、

ダダダダダ

なぜか追いかけてくる音がして?

大橋和也

待ってー!!渚ちゃん!!ハァハァ

えっ?和也くん?

大橋和也

ハァハァ。
なんか今、電車止まってしもとるみたいで・・・

えっ?

大橋和也

俺ん家、泊まってく?

ちょっと!大橋くん!!なんで、その女を泊めるの?付き合ってないんでしょ?

と、泊まっていくだなんて・・・・

大橋和也

・・・・足、怪我させたの俺やし・・ 。せめて、電車動くまで俺ん家で休んでいって?

・・・・・・

大橋和也

女の子やのに、痕が残ったら大変やん?それに・・・

・・・・・

私は思わず和也くんに抱きついていた。

大橋和也

な、渚ちゃん?

抱きつかれて戸惑う和也くんがいたけど気にしない!人が見てるかもしれないけど気にしない!!

好き!!

大橋和也

・・・・・・えっ・・・・

私、和也くんが好き!!

渚ちゃんの思いが溢れてしまった瞬間だった。

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