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桜の花びらが 私達の周りを舞う

アラスター

、、私は、貴女を守れなかった、
それどころか敵に操られ、貴女を、

アラスターはそう言うと、私の左手を強く握る

アリス

、、アラスター、

私は右手で彼の頬を優しく撫でる

アリス

私ね、今凄く嬉しいの

アラスター

アリス

私は、アラスターと同じなんだって知れて、

私は微笑みながら続ける

アリス

いつも、何かに怯えて、
寂しくて、怖くて、

アリス

だから、自分の殻に籠って、隠れて、

アリス

誰も助けてくれないんだって知って、絶望して

私は生前を思い出しながら続ける

アリス

でもね

私はアラスターと目を合わせ

アリス

これからは、私がいるよ

アラスター

ッ!

アリス

これからは、私にも、アラスターを助けさせて、?

あぁ、そうか、

私は、寂しかったんだ。 怖かったのだ

父の存在に怯え、 母の安否を確かめるのが怖くて

誰も、私を見てくれなかった。

だから、私はラジオスターになった

ラジオならば、 私の中身を見てくれる存在がいると信じて

そして、彼女と出会った

アリス

大丈夫、これからは、ずっと一緒だよ

そう言い、彼女は私の頭を胸に抱き寄せる

アラスター

っ、、

あぁ、とても、愛おしくて、暖かい、

アリス

、、ひとつ、ふたつ、どこに咲く?♩

アリス

こどもが眠る窓の下、♩

アリス

淡い、月夜の白い花♩

アリス

みっつ、よっつ、♩

アリス

どこに咲く、?♩

アリス

ママの鏡の縁飾り、♩

アリス

青い、小さな花が咲く、♩

彼女は座り、 私の背中を撫でながら、 歌を歌う

アラスター

、、、

私は彼女の胸に顔を埋め、瞼を閉じた

アラスターが眠った瞬間、 空間はなくなった

アラスター

スー、スー、

アリス

、、お疲れ様、

アラスターを膝を枕に寝かせ 私はアラスターの腫れてしまった瞼をそっと撫でる

カウンスター

はぁっ、はぁ、

アリス

その時、女性が瓦礫から出てくる

カウンスター

ふざけるなっ、!私はっ、!まだ負けてないっ!!

女性は私とアラスターに杖を向ける

アリス

ッ、、!

私はアラスターを守ろうと、覆い被さろうとする

次の瞬間、天井から何者かが入ってきた

ジュン

よぉ、助けに来たぜー?
カウンター?

カウンスター

!ジュン!

アリス

!?

この前の、!

カウンスター

というか!私はカウンターじゃなくてカウンスターよ!

ジュン

あー、はいはい。
んで、どうだい?

カウンスター

どうも何も!!
あの悪魔のせいでボロボロよ!

カウンスターと呼ばれた女性は アラスターを指差す

ジュン

あー?
お!この前の嬢ちゃんも一緒か!

ジュンは私に手を振る

ジュン

あ、そうだ

ジュン

ボスからの命令で、ここを引けだって

カウンスター

?!なんだってまた、

ジュン

さぁな。早く行かねえとまたうるせぇぞー?

カウンスター

チッ、分かったわよ

そう言い、カウンスターは消えた

ジュン

んじゃあな!嬢ちゃん!

それに続き、ジュンも姿を消した

アリス

、、なんだったの、?

その瞬間、

アリス

ゲホッ、ゴフッ、

私は黄色い液体を口から吐き出した

そして

足場が消えた

アリス

へ、?

私とアラスターは宙に投げ飛ばされ、落ちていた

アリス

ッ、どうすれば、

その時

イリア

大丈夫か?!

アリス

い、イリア、?!

イリアは私の影から姿を現し、 背中に私とアラスターを乗せる

アリス

ッ、ゴフッ、ゴホッ、

私は黄色い液体を吐き続けた

イリア

今から学院に向かう!!
耐えてくれよ、

そう言い、イリアは空を舞う

アリス

アラ、スター、

私は倒れているアラスターの手を握り、意識を落とす

アリス

ん、、

ここは、

保健医

!良かった、意識が戻ったのね

アリス

あ、あの、アラスターは、?

保健医

あぁ、彼ならそこよ

保健医の先生は私の隣のベッドを指差す

そこには包帯を巻かれているアラスターがいた

アリス

良かった、、

エミリー

良くないっ!!

その時、保健室の扉が勢いよく開く

アリス

、?!

クリスティーナ

うわぁぁぁん!!!ししょー!!
良かったぁぁあ!!

クリスティーナは私のお腹に抱きつき、涙を流す

エミリー

貴女、!1週間よ?!1週間ねむっていたのよ!

アリス

い、1週間、

私は思わず苦笑いになる

エミリー

貴女が胸に穴を開けて帰ってきた時、
私がどんな気持ちだったかわかる?!

エミリー

本当にっ、心配したんだからっ、!

エミリー

アラスターはっ、何処かに行ったと思ったら、怪我して帰ってきてるしっ、

エミリーは泣き崩れる

エミリー

もうっ、何処にも行かないでっ、

クリスティーナ

ししょー、もう、怪我しないでください、

アリス

エミリー、、クリスティーナ、

私は2人を抱きしめる

アリス

ごめんね、心配かけさせちゃって、

エミリー

、、もう二度としないで

クリスティーナ

、、今度修行してくれるなら、
許します

アリス

うん、分かった

私達は笑い合う

保健医

ふふっ、
さて、アリスは目を覚ましたけど、問題はこっちよね

そう言い、保健医の先生は目線をアラスターに向ける

保健医

呪いは解除されているから大丈夫だと思うけれど、

保健医

悪魔なら一日で起きるはずなんだけれど

エミリー

アリス、何かあったの?

アリス

うーん、関係あるかは分からないんだけど、

私はこれまでの事を全て話した

もちろん、アラスターの過去を除いて

クリスティーナ

子守唄を歌ったら寝ちゃったぁ?

エミリー

、、あれが?

アリス

あれが、

保健医

ふーむ、とりあえずこっちでも色々調べてみるわ

アリス

分かりました、

その後、私達は保健室から出た

また、騒がしい日が戻ってきそうだ

私だけのラジオスター

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