ヒーローでもある俺は殺し屋[第一章]

今は夜中の一時

体が子供のため，二人は 寝てしまっている

そう，俺は今日

ここから，

出る

ちゃんと置き手紙もある

…残念だが時間だ

イヌピーくん，ココくん

もう二度と，会うことのないように

そして，皆さんが幸せで ありますように

願っています

…ん？

あ，皆さん！お話は伺ってますよ

え？悲しくないのかって？

…悲しくない

そう言ったら嘘になる

でも皆さん知ってるでしょ？

俺って元々，マイキーくん達に 出会わなかった存在なんですよ

元々は俺が異分子だったんです

それが取り除かれるだけ

何もおかしくはないでしょう？

…

すみません，もう時間なので 行きますね

皆さんにも，平和が訪れるよう

祈っておきますネ

イヌピーくんとココくんへ お二人がこれを読んでいる時には 俺はもうそこには居ません。 何も言わず出ていってごめんなさい。 俺を家に置いてくれてありがとうございます。 感謝しても仕切れませんねw 突然ですが，俺は消えます。 絶対探さないでください。 探してもわからないと思いますが。 それじゃあ，お二人ともお元気で。 ありがとうございました！ 花垣武道より

噂が入ってきた

どうやら“皆んな”が俺を 探しているらしい

でももう，昔の俺じゃない

髪は白色で赤いメッシュ， 目は青のまま

髪型も変わったから， すれ違っても気付かれなかった

…え？出会ったのって？

うん，皆んな元気そうだった

少し隈は酷かったけど… でも元気ではあったかな

やっぱりこれが最善策だった

これでいい，これで…

…後もう少し♡

第二章へ__________

続く