シューズの擦れる音と 、
ボールが打つ音が鳴り響く体育館 。
其の中に少し異常な音が響く 。
小 夜
ばちんと 、 ボールと私の指がぶつかる 。
直ぐに赤く成り 、熱さと痛みが増す 。
此の位は突き指くらいの軽症だが 、 怪我は痛い 。
小 夜
そう一言告げてから体育館を出る 。
「 サボりじ ゃ ん 」 なんて当ててきた張本人が陰口を言うのも気付かないように 。
小 夜
其処に先生の人影は無く 、
私以外のもう1人が代わりに居た 。
夏 野
笑みをふっと浮かべる 。
小 夜
夏 野
何かを言いたげに語尾が小さくなる 。
夏 野
小 夜
夏 野
夏 野
不安そうに聴く夏野くんに どうしてか申し訳無くて 、 咄嗟に口を開いてしまった
小 夜
夏 野
小 夜
夏 野
小 夜
成る可く抽象的に 、 成る可く有耶無耶に
そうじゃ無いと解ってしまうから
夏 野
小 夜
夏 野
小 夜
夏 野
夏 野
小 夜
小 夜
夏 野
綺麗に正確にテーピングされた指は 未だ夏野くんの熱が残っていた
そして私は頬に熱が火照り始めた 。
コメント
6件
この何気ない会話が1番心に染みるよね、、、💖💖
私も突き指して夏野くんにテーピングしてもらいたい…((殴 最後のとこ可愛いんだけどぉぉっ🤦🏻♀️💞
手の熱が頬に伝わった的な…すき… やっぱ夏野くんがいい子すぎて泣けてくる…