放課後。
白鳥高校の前で少し待っていた。
今日は裕太とは帰っていない。
今日、僕の恋を終わらせるんだ。
五分ほどで
根田さんは現れた。
なぜか今日はひとり。
チャンスだ。
智樹
紫音
紫音
智樹
智樹
かっこよくなんて絶対にできない。
ただ、好きな人に好きと伝える。
それだけで精一杯で
一生分の勇気を使ったような気分になる。
紫音
智樹
紫音
紫音
紫音
彼女はきっと、
慣れているのだろう。
きっぱりと言って
去っていった。
これで、終わったんだ。
僕の恋は終わった。
好きなった日から四日。
たった四日で
僕の初恋は終わった。
終わらせるなんて、無理だ。
ストーカーになんてなるつもりはない。
根田さんにめいわくなんて
かけたくない。
でも
でも
彼女をあきらめることなど
できなかった。
バカじゃないか。
告白なんかで、
諦められるわけがない。
好きで
好きで
たまらない。
顔を見るたび
胸がドキドキした。
声を聞いたとき
胸がときめいた。
彼氏といるとき
胸が苦しくなった。
ああ。
失恋って
こんなにも
苦しいんだ。
絶対に迷惑なんてかけない。
二人の邪魔はしない。
裕太にも厳しく言っておく。
だから
せめて
ひっそりと
君を
想っても、いいですか?
終わり
ここまで読んで下さり
ありがとうございました!
暗い話ですみません。
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これからもよろしくお願いします!
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コメント
9件
褒めていただけて光栄です!
そーゆー事ですか!笑良いタイトルですね👍🏼
ししゃもさん、ありがとうございます! ほとんどあってます! 青春とは言えない、だから、青くても春ではない なんです。 説明下手くそで本当すみません!