テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
朝。
目が覚めた、イギリスは天井を見つめた。
知らない天井じゃない。
昨日も見た。
今日も同じ場所。
同じ部屋。
同じ空気。
変わらない。
変わるはずがない。
体を起こす。
眠った気はしなかった。
制服に着替える。
鏡は見ない。
見る必要がないからだ。
誰も見ていない。
誰も気にしていない。
確認する意味がない。
鞄を持つ。
静かに部屋を出る。
何も言わずに家を出た。
それが
普通だった。
学校。
門の前で、足が止まる。
来てしまった。
来る必要はある。
来なければならない。
それだけだ。
校舎を見上げる。
昨日と同じはずなのに、
胸の奥が、わずかに落ち着かない。
理由は分からない。
分からないものは、怖い。
視線を落とし、中へ入る。
廊下。
人の声。
モブ
笑い声。
モブ
全部、自分とは関係のない世界。
教室の扉の前に立つ。
一瞬だけ、躊躇する。(ちゅうちょする)
意味のない行為だとわかっていても。
扉を開ける。
数人がすでに来ていた。
その中の1人と、目が合う。
黒髪の生徒。
日本だった。
🇯🇵善処します
逸らされると思った。
でも、日本は軽く頭を下げた。
🇯🇵善処します
静かな声。
────なぜ?
アーサーは答えられなかった。
挨拶される理由がわからない。
何か返さなければならないのか?
分からない。
どうすればいい?
口が動かない。
数秒の沈黙。
🇬🇧ツンデレ眉毛
それだけを、ようやく返す。
日本は、それ以上何も言わなかった。
ただ、自分の席に戻った。
それで終わりだった。
追及も、疑問も、ない。
それが、逆に理解できなかった。
次回20♡