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気が付けばベッドにいた
俺は交通事故に会ったらしい
頭を強打したらしいが記憶に障害は無いらしい
父や母、学校の事等は覚えているので生活に支障は出なさそうだった
パタリ
クロノア
俺は本を読み終わり、1つため息をついた
病院ではやる事が本を読む事ぐらいしかないので目が疲れていたのだろう
一旦本を読むのを辞め、少し考える
クロノア
そう、俺は今週退院するのだ
入院期間は、それ程長くは無かったのだが、退屈だったからか、とても長く感じた
クロノア
クロノア
クロノア
これからは怪我をしないようにと祈りつつ、
俺はこの先の事を楽しみにしていた
数日後、俺は退院した
久しぶりの家、自分の部屋の空気を吸い込む
クロノア
ずっと歩いて無かったからか、俺は疲れが溜まっていた
クロノア
俺は眠りについた
クロノア
俺は霞んだ視界で時計を見た
クロノア
目を覚ますと朝だったので、リビングに行き朝食を取る事にした
クロノア
リビングにいる母に声を掛ける
母
母
クロノア
母
母
クロノア
俺は机に置いてあった朝食を食べ終えた
今日は平日だったので、楽しみにしていた学校に行く準備を始めた
クロノア
クロノア
そんな事を考えつつ、準備を進めた
気が付くと、学校に行く時間だったので家を出る
クロノア
俺はいつもの通学路に懐かしみを感じつつ、足を進めていた
ふと、後ろから声を掛けられる
ぺいんと
クロノア
しにがみ
クロノア
俺達は雑談をしつつ、学校へと向かった
クロノア
退院後なので体が訛っているせいか、沢山の人に声を掛けられたせいかは知らないが、
教室に着くと疲れが込み上げてきた
クラスの皆と久しぶりの会話をしながら、学校での時間を過ごしていた
いつもならつまらない授業
それも何だか楽しく思えてきた
俺の人生は楽しい事ばかりなので
神様に感謝をしていた
家に帰っても、疲れは酷くなるばかりだった
俺は少し休養を摂るため、また寝るのだった
最近寝てばかりだな、と思いつつ、眠りに落ちるのだった
クロノア
俺はいつものようにベッドから出る
クロノア
俺の頭は強打したせいか頭に霧が掛かったようにぼやけていた
クロノア
俺は退院したばっかりというのもあり特に気にしていなかった
クロノア
母
クロノア
その後、俺はいつものように朝ごはんを食べ、登校した
登校中またぺいんととしにがみ君に声を掛けられ投稿した
そして授業も何事も無く終わり、下校時間となった
今日も下校時は1人になるので友達を誘う事にした
ぺいんととしにがみ君だ
俺は2人の教室の近くを見回し、2人を探した
2人を見つけたので、誘うことにした
クロノア
ぺいんと
しにがみ
クロノア
ぺいんと
しにがみ
俺も行こうか、と言いたい所だが辞めておく
何故なら2人は断る時よっぽどな理由があると知っていたからだ
俺はこの場をそのまま流す
クロノア
ぺいんと
しにがみ
クロノア
そう口から零れた
これは愚痴などではなく2人を大切に思ったが故に思ってしまったのだ
勿論寂しさも混じっている
俺は他に帰る人も居ないので1人で帰路を辿った
クロノア
上を見上げるとピンクの花びらでいっぱいだった
桜の花びらが俺はの手に落ちてくる
クロノア
クロノア
俺は涙が溢れていた
理由は分かるわけがない
急に涙が出てきたのだから当然だろう
クロノア
どこへ?
何をしに?
疑問が次々と頭に浮かぶ
だが俺の足は止まることは無く
自宅とは違う方向へと走っていた
息が切れても関係なく
知らない道でも関係なく
俺はひたすら走っていた
クロノア
俺は気づくと病院にいた
この病院は元々俺が入院していた病院だった
俺は病院へ入ると自分の入院していた部屋へと向かっていた
クロノア
クロノア
クロノア
疑問は止まらなかった
俺はそのまま歩き続けた
病室へ着くと足は止まった
俺は恐る恐るドアを開けてみる
瞬間、俺は全てを理解した
頭のモヤモヤと、勝手に動く足
それは目の前にいるこの人に会うためだったのだ
クロノア
トラゾー
トラゾー
目の前にはトラゾー、そしてぺいんととしにがみ君がいた
トラゾーは元々俺の友人だった
いや、親友の方が正しいのかもしれない
それぐらい大切な人だった
交通事故の足あった日
俺はトラゾーと帰路を辿っていた
トラゾーとの分かれ道、俺はトラゾーに手を振り、道路を渡ろうとした
瞬間、車のクラクションが周囲に響いた
それと同時に、引っ張られる感覚、痛覚、絶望が俺に降りかかった
目は霞んであまり見えないが、トラゾーが血塗れになって倒れている事は分かった
トラゾーは俺の代わりに自分を犠牲にしたのだ
クロノア
クロノア
クロノア
トラゾー
トラゾー
トラゾー
トラゾー
クロノア
クロノア
本当は謝罪の言葉を伝えるべきなのかも知れない
だが、俺の口からは感謝が先に出た
何故かは分からない
だが感謝を伝えたかったのだ
だからもう一度心の中で大きく叫ぶ
『ありがとう…!』
トラゾー
クロノア
トラゾーは口を開いた
ゆっくりと約束を伝える為に
トラゾー
俺も言葉を紡ぐ
クロノア
クロノア
わかめぇ
わかめぇ
わかめぇ
わかめぇ
わかめぇ
わかめぇ