うらたぬき
そらる
俺たちは病院に行った
番号8番の方…診察室にお越しください
うらたぬき
そらる
ガチャ
そらる
俺は待ち時間が暇だったからスマホを開いた
そらる
開いた瞬間に見えるのはホーム画面
そこに映る俺とまふの写真
そらる
そらる
そらる
耐えられなくなった俺は急いでスマホの電源をおとす
しばらく立つと、うらたが戻ってきた
ガチャ
そらる
うらたぬき
俺はすごく心配だった
うらたが曇った顔をして出てきたのを見逃さなかったから…
うらたぬき
そらる
うらたぬき
番号9番の方…診察室にお越しください
そらる
ガチャ
そらる
先生
そらる
そらる
そらる
先生
先生
うらたのこと…か?
そらる
先生
先生
そらる
何それ…聞いたことない…
ふと、うらたが診察室に出てきた時の顔を思い出した…
きっとヤバいやつなんだろう…
そらる
先生
そらる
聞いたことある…
確かこの病気は…
先生
もう、いつ死ぬかも分からない…
もう、いつまふまふと会えなくなるのかも…
あれ、何で俺まふまふのことを…
先生
そらる
先生
そらる
先生
先生
先生
先生
そらる
先生
そらる
ガチャ
そらる
そらる
きっと、まだ家には着いてないはず…
そう思い、急いで病院を出て走り出した
しばらく走ると、うらたの姿が見えた
そらる
でも、その近くには────
まふまふ
坂田
うらたぬき
そらる
俺は、まふと坂田を無視して聞いた
そらる
うらたぬき
やっぱり…
まふまふ
うらたぬき
坂田
そらる
なんだこの気まずい会話…
いつもだったら、みんな笑顔で…
まふまふ
坂田
その後、俺とうらたの会話に沈黙が続いた
そらる
そらる
うらたぬき
うらたぬき
そう言ってうらたは走って行った
涙を流しながら…
そらる
そらる
そんな独り言を言いながら、寂しい道を歩いて家に帰った…
そらる
まだまふは帰ってないのか…
まふまふ
まふが帰ってきた…
一応返事しとくか…
そらる
そこからは会話がなかった…
そう言えば、いつ花を吐くんだろう…
そらる
その後、まふの部屋からやたらとLINEの通知音が聞こえてきた
ピコンっ!
ピコンっ!
そらる
俺は気になって覗いてしまった…
まふまふの部屋を───
まふまふ
そらる
恋人…?相談…?
本当の恋人は俺。いつもまふの相談にのっていたのも…
そらる
そう、自分に言い聞かせた
そう言えば俺もLINEしなきゃ。
LINE
そらる
うらたぬき
そらる
そらる
うらたぬき
そらる
うらたぬき
そらる
気づけばまふまふは家にはいなかった…
ま、どうでもいいんだけど…
俺はコンビニまで走った…
でも、着いた場所には見たくなかった光景があった…
まふまふ
坂田
(´。-ω(-ω-。`)ギュッ♡
そらる
見たくなかった…
浮気してたなんて…
知りたくなかった…
そらる
目の奥の方が熱くなるのを感じた…
もし…この光景をうらたが見たら…?
あいつは俺より落ち込むやつだ。
きっと、泣くだけじゃ済まないだろう…
そらる
そう思ったとき、うらたが来た
うらたぬき
そらる
うらたぬき
もう遅い…そう思った…
うらたぬき
うらたが震え始めた
もう、諦めよう…
そう思ったその時、事件はもう1つ起きた
そらる
俺の口から、何かが出た…
うらたぬき
まふまふ
坂田
もう終わった…
まふにも、坂田にも気づかれてしまった…
そして俺の目の前には────
そらる
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
猫もも
コメント
17件
続き、朱里さんが出してます!
えっえっえっ!?そらるさん!?どうしよう……続き気になる!
いま、リア友とLINEしてる笑