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主
ピピピピピピピピピピッ
目覚まし時計の音が朝を迎えた部屋に鳴り響く
おんりー
ピピピピピッ..ガチャッ
窓からの日差しに眉をこすりながら目覚める
おんりー
少し背を伸ばして布団から出る
おんりー
布団から出て、最初に目についたのは 新品の高校生の制服。
そう、俺、ことおんりーは、 高校生デビューを果たしたのだ
そして今日は初の登校日
おんりー
制服に裾を通し、ネクタイを結ぶ。
おんりー
色々と忙しく、やっと玄関で一息できた。
おんりー
生徒
生徒
わいわいとした生徒達の声が廊下に埋め尽くされる
言い忘れていたが、俺は寮生活をしている
俺のいるここが1年棟で、右の渡り廊下を渡れば2年棟、左を行けば、3年棟、となっている
ちゃんと全部までは覚えられてはいないが、今の人混みに紛れていけば、多分たどり着けられるだろう
そう多分
おんりー
長い廊下に1人ぼっち…
どうしてこうなったかと言うと
おんりー
思った以上に、人混みが多く、押しつぶされそうな勢いにいた俺は、
おんりー
あそこに階段がある!
どうせこっから階段に降りるはずだし、ここで降りておいた方がいいや、
そう思い、右側の階段を降りた
そして今に至る!
おんりー
どこを見ても、歩いても、知らない場所で不安だけが募るばかりだ
おんりー
曲がり角を曲がろうとしたら、1人の男性にぶつかった。
おんりー
先輩
先輩
おんりー
見てみると、大柄な男性が2人目の前にいた
おんりー
どこか聞こうとしたが、ぶつかってない方の男性が話を止めて、質問してきた
先輩
おんりー
先輩
おんりー
さっきから距離が近いような…
先輩
先輩
先輩
先輩
なんか2人で会話をしだして、俺の話を、ないがしろにしてきた。
先輩
ガシッと腕を掴まれどこかに連れて行こうとする。
おんりー
先輩
もう1人は俺の背中を押して誘導してくる。
おんりー
俺の声は誰にも届かず、廊下に響くだけ、
おんりー
??
後ろから声がして振り向くと、また違う先輩っぽい人が立っていた
先輩
??
その人はずかずかとこっちに来た
先輩
先輩
先輩
先輩
先輩
??
やっと目の前に来たかと思えば、
??
そういった
??
先輩
その男性の間に割り込んで連れてかれてかれそうになってしまう。
俺は素早く目をつむって、助けを求めた
おんりー
ドンッッツツツツ!!
先輩
そう言うと、鈍い音が俺の耳に聞こえた
先輩
掴まれた手が開放され、安心すると、次は何かに抱かれる感覚がした
おんりー
8、9、10。
10秒経って目を開けてみると
おんりー
??
先輩にお姫様抱っこされて、廊下を走っているのだ
おんりー
お姫様抱っこをされている恥ずかしさから、足をバタバタとさせて顔を赤く染める
おんりー
??
??
??
なんなんだ、この人は…
おんりー
??
この人、…やばい人だっ!