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桜
ふたりを……ふたりを……ふふふっ……
桜
この手で……私が……
桜
ははっ……はははははははははっ！！
桜
やったんだ！ やったんだよ！！
今頃、雪希は……
今頃、雪希は……
桜
いないよ！！ もう、いらないから！
桜
もう、おしまいなのね……
桜
もっと、してやりたかった……
もっと、苦しめさせれば……
もっと、苦しめさせれば……
そう言うと、ノートを開けた
ノートは、残り最後のページに なっている
桜
あ……
桜
最後、どうしようかな……
桜
今までの感想でも書こうかな……？
桜
そうしよう───
鉛筆の音が部屋の中に響いた
担任教師
はい、みなさん、聞いてください
担任教師
……昨日から、紫乃原雪希さんが
帰宅していないようです
帰宅していないようです
担任教師
……なにか、知っていることがある人は
先生に連絡してください
先生に連絡してください
担任教師
───そして、璃乃さんのことも
担任教師
1時間目は自習にします
それから───
それから───
担任教師
───桜さんは、あとで先生のところ
に来てください
に来てください
桜
えっ……
担任教師
それでは、朝の会を終わります……
───
桜は、先生と共に廊下に出た
担任教師
…あのね、言いづらいんだけどね……
担任教師
あなたと何か関係があると思うの
桜
私に……？
担任教師
ええ。あなた、2人の親友でしょ？
だから、何か、知ってることが
あるかもしれないと思ってね……
だから、何か、知ってることが
あるかもしれないと思ってね……
担任教師
……別に疑ってる訳じゃないの
正直に答えて
正直に答えて
桜
……
桜
なにも、知りません
担任教師
……そう。あなたがそういうのなら、
仕方がないわね
仕方がないわね
桜
あと、私っ、2人と友達じゃありません
担任教師
えっ？
桜
辞めたんです
桜
嫌だったから
担任教師
嫌……？
桜
はい。ウザくて、悪口言ってきて、
裏切って、笑いものにして。
裏切って、笑いものにして。
桜
だから
桜
───消したんです
担任教師
まさか、あなたが……
桜
……
桜
それは違います
担任教師
だって、あなたしかいないじゃない
担任教師
他に誰が関わっていたというの？
桜
それは……
担任教師
とにかく、職員室に……
桜
───先生も、消しちゃいますよ？
担任教師
えっ……？
桜
それでは、私はここで失礼します
そう言うと、先生に笑顔を向けて 去っていった
担任教師
……まさか
担任教師
桜さん！
桜
は、はいっ！？
担任教師
聞きましたよ
担任教師
あのこと───
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