/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
花火開始5分前
私はこの時思った
好きな人が幸せなことが1番幸せなんだって
もも
けんと
けんと
なに？
もも
私、他の子に誘われたからゆずのところに行っていいよ
けんと
は？
もも
好きなんでしょ？
もも
今もゆずで頭がいっぱいなんでしょ？
けんと
…
もも
私はいいから行って！
けんと
でも
もも
私他の子に誘われたから大丈夫
けんと
本当にごめん
その時けんとは思いっきり走り出した
あーあ、これで私の夏は終わりか
結局恋愛できなかった。悲しかった。悔しかった。その時涙が止まらなくなった
その時…
ゆう
もも！
もも
！？
ゆう
なに泣いてんだよ
もも
泣いてないし
ゆう
泣いてんだろ！
もも
ゆうはいっつも気づいてほしくないことに気づいて
もも
気づいて欲しいことに気づいてくれない
ゆう
わかってるよ
ゆう
俺、2人でいるのみちゃってさ
ゆう
他の友達と来てたんだけどどうしても気になって
ゆう
ずっと聞いてた
ゆう
お前の気づいて欲しいことじゃなかった？
もも
そうだけど
ゆう
あのさ、
ゆう
俺じゃダメ？
もも
え…
その時なぜか涙が止まらなくなった
私はゆうに肩を寄せられた
ゆう
けんとみたいに勉強もできるわけじゃないし
ゆう
あいつみたいに優しくない
ゆう
でもお前を幸せにしたい
ゆう
好きです。付き合ってください
もも
私を幸せにするのは手強いけどいいの？
ゆう
それでも幸せにしてみせる
花火か上がる音と同時に私たちは
………
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
ランキング
新着