さくら
おまたせー!!
玲奈
もう、遅いよ💢
拓海
15分もまたせやがって
さくら
ごめんってば、弟がずっと付きまとってくるから中々家を出ることが出来なくて。。
玲奈
もうー気をつけてね!弟くんさくらのことが大好きなんだから
さくら
わかってるよーごめんごめん
拓海
お前の弟がまたお前を探しに部屋に行くなんてことは無いよな?
さくら
うん、大丈夫。今はぐっすり寝てるからw
拓海
そっか、ならよかった。もしお前を探しに行くなんてことがあったら、俺ら全員コテンパンに怒られるな(笑)
玲奈
だね、こんな夜遅く勝手に外を出歩いたことがバレたら、外出禁止になっちゃう
(/;ω;\)
(/;ω;\)
さくら
楽しい夏の思い出も何もかもパァになっちゃうね。
拓海はちらっと腕時計を見た
拓海
それじゃあそろそろ行こうか。
玲奈
うん、そうだね。
それでは!第1回肝試し大会、はじめ!!!
それでは!第1回肝試し大会、はじめ!!!
そして、さくらたちは目の前にある廃校に目を向け、中へと入っていった。
ふふふ
玲奈
暗いね、、、ちょっと怖いかも。。
さくら
大丈夫だよ。ほら、塩持ってきたし!
玲奈
そんなのが効くの?食卓塩だよ?
拓海
ッッ!!そっかぁ、、じゃあこれはさくらが置いたんだな。はは、、
と拓海は震えた指先で下駄箱の下に置いてある、ある物を指しました
玲奈
なに、、これ
さくら
どうしてこんなところに?!
拓海
ここやっぱやばいんじゃねーのか
玲奈
ここってもう誰も使ってない学校でしょう?一体誰か置いたんだろ、、
さくら
やっぱ白石先輩の言う通り出るんだよ(楽)
拓海
なんで嬉しそうにしてんだよ
玲奈
(´;ω;`)ソンナ~……
さくら
大丈夫だよ、何があった時はすぐ逃げよう
拓海
だな、それに俺ら陸上部だろう?もし幽霊と遭遇したら、すぐ逃げ切れるって!
玲奈
うん、、そうだね。ありがとう2人とも!
さくら
まずは、1階にある1年三組の教室だね
玲奈
本当にあるのかな
拓海
まあ、中へ行って確かめようぜ
そして3人はまた奥へと進んだ
玲奈
練習きっついいい
さくら
はぁはぁ、、だねー
拓海
お前らなにサボってんだよ、これだから女子は(笑)
玲奈
うっさい、何しに来たの?男子陸上部とは関係ないでしょう
拓海
俺は今休憩中ー
さくら
そっちももう少し大会であるんだっけ?お互い頑張ろう
拓海
おう、お前らもな
白石先輩
お前ら、何サボってんだー
さくら
白石先輩?!
拓海
休憩中ですー
玲奈
先輩こそ、テニスの練習中じゃないんですか?
白石先輩
疲れたから、抜けてきた
拓海
サボってるの先輩じゃないですか!w
白石先輩
まあね
白石先輩
そういえば、お前ら夏休みなにか予定はある?
玲奈
予定ですか?特になにも。。
さくら
花火大会は参加するつもりですけど
拓海
俺も特に予定はないっすね。
拓海
どこか遊びに連れて行ってくれるんですか?^^
白石先輩
そんなお金ないよ
白石先輩
実はお前たちにある情報を伝えに来たんだ
さくら
情報?なんの情報ですか?
白石先輩
○○駅の隣にほっそい道あるだろう、そこに入って10分ぐらいするとある廃校にたどり着くらしい
玲奈
まさか夏休みに肝試しに行こうと、、
白石先輩
あたり!
拓海
面白そう!いきます!
玲奈
えー、、
さくら
じゃあ、私も
白石先輩
よし!決まりだ!じゃあ、、来週の、、
そして、さくらたちは集合場所と日時を話し合った
玲奈
やっぱ引き返そう
さくら
ここまで来たし、、もうちょっと行こうよ
拓海
そうだよ、さっきのも誰かのイタズラかもしれないだろう
さくら
もしかしたら、実は白石先輩私達を驚かそうと来れないって嘘ついかもしれないし^^
拓海
急用ができたーなんて怪しいもんな
玲奈
そんないわけ、、
玲奈
いや、先輩からありえるかも。。
さくら
でしょう!
拓海
うん?
玲奈
どうした?
拓海
さっきなんか声が聞こえて、、
ガタッ
さくら
本当だ、、あの教室からみたい
3人はお互いを見つめて、ゴクリと息を呑んだ
玲奈
この教室は、1年3組!
さくら
白石先輩からの情報だと、ある男子生徒が夏休み前にロッカーに閉じ込められて餓死したって事件が起きた場所
拓海
その男子生徒の霊が今でもさまよってると、、
玲奈
やめてよ、怖いー
拓海
じゃあ、中に入ろう
そして、拓海は扉に手をかけてゆっくりと開けた