優香
………
優香
〇〇!〇〇!返事してよッ!
〇〇
……優……香……
優香
!〇〇!いま救急車呼ぶから!
〇〇
間…に合わな…いから……
〇〇
そんな………とこして……も…無駄だよ……
優香
それでもッ
〇〇
いいの……最後にゲホッゲホッ…聞いて……
〇〇
幸せになってね((ニコッ
優香
そんなこと!
〇〇
……………
優香
〇〇ッ!〇〇ッ〜〜!!!!
優香
……「こんな世界」と嘆く誰かの
生きる理由になれるでしょうか
生きる理由になれるでしょうか
優香
これは僕が今君に贈る
優香
最初で最期の愛の言葉だ__。
誰か心臓になれたなら
春千夜
…………
優香
春千夜…居たんだ
優香
気づかなかった
春千夜
……あぁそうか…
優香
……街も人も歪みだした
優香
化け物だと気付いたんだ…
優香
欲動に巣食った愚かさも 全てがこの目に映る
春千夜
………シアトリカルに手の上で
春千夜
誰も彼も踊らされる
優香
生まれた意味だって知らぬまま
優香/春千夜
形體化した夢は錆びついてしまった
春千夜
「愛をください」
優香
きっと誰もがそう願った
優香
「愛をください」
春千夜
そっと震える手を取って
優香/春千夜
「愛をください」
優香/春千夜
心を刔る
優香
醜いくらいに美しい愛を___
春千夜
「こんな世界」と嘆く誰かの
生きる理由になれるでしょうか
生きる理由になれるでしょうか
優香
いつか終わると気付いた日から
優香
死へと秒を読む
心臓だ
優香
ねぇ
優香
このまま雨に溺れて
優香
藍に融けたって構わないから……
春千夜
どうか
優香
どうか…!
優香
またあの日のように
優香/春千夜
傘を差し出し笑ってみせてよ
優香
………さ、戻ろっか
春千夜
お前、悩みがあったら相談しろよ…
優香
春千夜もね
春千夜
……おう







