幽々子
妖夢ちゃん!
今日、紫がね__
今日、紫がね__
あの後調べてみたら、 ここは800年代のおそらくあの場所。
幽々子
でね〜!__
このお方は幽々子さん。 あの中3の教科書にも載っている かの有名な西行の娘さんだとか
幽々子
願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の望月のころ ...
あっこれ知ってる、 釈迦入滅の日に桜の下で生涯を終えたいっていう歌だったよね
幽々子
…な〜んて
お父様は変な歌を詠むけど
ホントはそんなこと思ってないわよね
お父様は変な歌を詠むけど
ホントはそんなこと思ってないわよね
幽々子
ど〜せ
目立ちたいだけだし
目立ちたいだけだし
幽々子
気にしなくていいわよね、
違う 西行は本当にその日に生涯を終えようと考えていた
だって
この後 西行は安らかな自死を選ぶから
大好きな桜の下で生涯を終えた西行は 幸せだったと思う
でも
幽々子
お父様ァァッ
こんな自分を愛してくれる娘がいるのに
どうして死のうと考えたのだろう
西行は本当に死にたかったのかな
幽々子
お父様はきっと自死を選んだのね
幽々子
だってあの桜があんなに咲き乱れているのは初めてみたわ
幽々子
こんな美しい桜の下で生涯を終えたなんて…
幽々子
父はきっと幸せよね
幽々子
でも私がいつまでたっても
こんなんじゃ
こんなんじゃ
幽々子
きっと成仏できないわよね
幽々子
だからね妖夢ちゃん
幽々子
悲しむのは今日で終わりにするわ
幽々子さんは徐々に立ち直っていった
そして また新しい一歩を踏み出そうとしていた
でも
悲劇はここからだった
幽々子
ねぇ…!紫!
そんなっどういうこと…?!
そんなっどういうこと…?!
幽々子
この桜が
妖になったって!