かなた
今日も寒いなー
ありさ
そうだね。
僕、かなたとありさは、
近所に住んでる幼馴染。
僕にとってはありさは妹みたいな存在で、
中学生までは、家に行って遊んだりしてたけど
別の高校に行ってから
ばったり会うと話すだけであとは
疎遠になってしまった。
けど、僕に彼女が出来てからは、
ありさは、相談相手になってくれた。
僕の彼女は結構、振り回してくるタイプだったので、
悩まされて、女性の意見を聞こうと思って、
ありさに電話をかけたのがきっかけでした。
夜中など遅い時間に電話をかけても
話を聞いてくれたり、意見を出してくれて
家が近くなので、公園に来てくれて話したりしました。
ある日、マックで話しをしていた。
かなた
結局、彼女に振られた。
かなた
今まで 相談に乗ってくれて
かなた
うれしかった。
かなた
ありがとう。
かなた
あ…。
かなた
ごめ… 涙が…。
ありさ
かなた。
ありさ
泣かないで
ありさ
私じゃ
ありさ
かなたの彼女に
ありさ
なれない?
かなた
え。
ありさ
嘘嘘。
ありさ
冗談。 忘れて。
すぐに否定して来たけど
パッと 涙を隠したのを見て心を掴まれました。
それまでありさのことを
女の子として意識したことなかったけど、
サーっと今までのことが頭に浮かんで来て、
いっつもそばにいてくれたなって
かなた
僕の彼女になってくれる?
ありさ
うん!
ありさ
もちろん!
ありさ
でも、
ありさ
私でいいの?
かなた
ありさがいいんだよ。
かなた
いっつもそばにいてくれて
かなた
ありがと!
かなた
これからもよろしく
付き合ってから今も、
仲良しです。