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注意 ご本人様関係なし キャラ崩壊あり 誤字脱字あるかも 少々過酷な表現あり

都市 「スロベ」

ここでは貴族が全ての権力を持ち

市民の声は通らない

異様なまでに神を崇拝し

1部の亜人以外は 敵と見なされた。

拝啓、愛しき奴隷様

スロベ城付近の草原

怜海

こっちこっち!

コロン

待って待ってー!!

コロン

たっち!

怜海

うあぁ、、、捕まっちゃった、、、

コロン

、、、ん?

コロン

わぁ、、、!みて!このお花綺麗だよ!

怜海

ほんとだ、、、!

コロン

僕、お花大好き!

怜海

俺も!

コロン

友達は変って言うけど、そんな事ないよね!

怜海

そうだよ!そんな事ないよ!

怜海

っていうか、誰!?そんなこと言うの!

怜海

コロンに酷いことするやつは俺がとっちめてやる!!

コロン

ほんと?

怜海

ほんと!

怜海

なんてったって俺は、、、!

怜海

この都市、スロベの貴族!

怜海

皇 怜海(すめらぎ さとみ)だからな!

コロン

おぉ〜!

怜海

兵士だって呼べるし、軍隊だって持ってるんだぞ!

コロン

すごいすごい!

怜海

だから安心しろよな!

コロン

うん!

怜海

悩み事だって何だって俺に言ってくれ!

怜海

お父様と俺がなんだって解決してやる!

コロン

でも、されてばっかは申し訳ないよ、、、

怜海

、、、そうか、、、

怜海

じゃあ、ずっと俺と友達でいろ!

コロン

、、、え、、、?

怜海

それがお返し!

コロン

、、、ぷw

コロン

そんなのお返しじゃないよw

コロン

それに、、、そんなのなくてもずっと友達だよ!

怜海

ほんとか!?

コロン

ほんと!

怜海

約束だぞ!

コロン

うん。約束。

怜海

指切りだ指切!

コロン

いいよ?

コロン

ゆーびきりげーんまん

怜海

嘘ついたら、、、

怜海

、、、死刑

コロン

えぇ!?

怜海

ゆびきった!

コロン

怜海くんが言う死刑は冗談に聞こえないよぉ、、、

怜海

じょーだんじゃないからな!

コロン

そんなぁ、、、

怜海

はい!花かんむり!!

コロン

わぁ、、、器用だね!

怜海

へへん!

怜海

手芸の稽古してるからな!手先は自信があるんだ!

コロン

稽古かぁ、、、!いいな!かっこいい!

怜海

へへへ、、、

怜海

あ、、、俺そろそろ帰らないと、、、

コロン

え、、、もう、、、?

怜海

ピアノの稽古があるんだよ

コロン

そっか、、、

コロン

また明日もここに居る!

怜海

分かった!

怜海

また明日なー!

コロン

またねー!

コロン

えへへ、、、怜海くんからの花かんむり嬉しいなぁ、、、

コロン

作り方教わったし、明日僕が作ってあげよ!

貴族

やーっと1人になったか、、、

コロン

おじさんだぁれ?

貴族

っせぇんだよ!

コロン

ん"ッ、、、!?

貴族

大体、亜人が貴族と絡むのが悪いんだからな。

貴族

どれくらいになりますかねぇ?

貴族

ヤギ族だからな、、、大した金にはならないだろう

貴族

まぁまぁ!金は金ですよ!

コロン

ん"ーッ!!!ん"ん"ー!!!

貴族

いいから大人しくするのだ!!

コロン

ん"ッ、、、

翌日

怜海

コローン!!

怜海

、、、あれ、、、?

怜海

コロン〜?

怜海

おーい!早く出てこいよ!

怜海

今日はな!いいもん持ってきた!

怜海

じゃじゃーん!!エクレア〜!

怜海

一緒に食べよー!

怜海

おーい!居ないのかー?

怜海

、、、おかしいな、、、

怜海

コロン〜?

怜海

早く出てこないと食べちゃうぞー?

怜海

、、、コロン?

怜海

、、、もう知らない!コロンのばーか!!

怜海

エクレア1人で食べるから!!

怜海

後から出てきてちょうだいって言ってもあげねぇから!!

怜海

ばーか!!

怜海

ふんっ!!

怜海

ねぇー!

怜海

さっきはごめんねー?もう怒ってないからー!

怜海

エクレアだってまだ残ってるよー!

怜海

俺食べてないよー?

怜海

一緒に食べようよ!

怜海

チョコ溶けてきちゃったよー?

怜海

このままじゃ、、、俺の手汚れちゃうよー、、、?

怜海

ねぇ、、、

怜海

、、、コロン、、、?

怜海

いい加減出てこいよ!

怜海

なんだよ!俺に悪口言われて泣いてんのか!?

怜海

謝ったじゃん!さっさと出てこいよ!

怜海

なんだよ、、、俺と友達でいろって言ったのに、、、

怜海

結局約束破ったじゃねぇか!

怜海

約束破りは死刑って言っただろ!

怜海

もういい!

怜海

コロンなんか大っ嫌いだ!!

翌日

怜海

ねぇーぇ、、、昨日はごめんね

怜海

今日はクッキー持ってきた!

怜海

俺、コロンに謝りたくて、、、手作りした!

怜海

だから、出てきて一緒に食べよう!

怜海

俺もう怒ってないよ!

怜海

ほんとだよ!

怜海

死刑も嘘!だからまた遊ぼうよ!

怜海

ねぇどこにいるの?

怜海

かくれんぼか!

怜海

なら俺、負けないからな!

怜海

探してやるから待っとけよ!!

12年後

怜海

、、、

いつからだったかな

君はどこにも居ないって分かってたの

いつまでだったかな

それでも必死に探してたの

もう降参したいよ。

怜海

、、、

怜海の母

怜海〜

怜海の母

あなたまたこんな所に、、、

怜海の母

はぁ、、、今日が何の日か分かってるの?

怜海

、、、分かってるよ。

今日は大切な専属奴隷を決める日

ここの貴族はみんな専属で使える奴隷を持っている

奴隷商から気に入ったのを買い、召使いの範疇外のこともやらせる。

何度も要らないと言ったが 恒例行事だからと聞いて貰えなかった。

怜海の母

ほら、行くわよ

怜海

、、、わかってるよ、、、母さん

奴隷商

奴隷商

さぁさぁ!お好きなのをお選びください!怜海様!

怜海

うるさい

怜海の母

こら、、、!

奴隷商

いいんですいいんです

奴隷商

少し反抗的なくらいが丁度いい

怜海の母

そ、そうですか、、、?

奴隷商

えぇそうですとも!

怜海

、、、

弱々しく痩せきった女

俺を見ては威嚇してくる男

奴隷制度なんて今すぐぶっ壊してしまいたい

怜海

、、、

奴隷商

お気に召したのは居ましたか?

怜海

、、、別に

奴隷商

そーですか!そーですか!

奴隷商

まぁま、ゆっくりご覧ください!

怜海

、、、言われなくとも

怜海

、、、

怜海

、、、!

怜海

、、、お、お前、、、

痩せこけた身体 見るに堪えない傷跡 絶望しきった顔

それでもしっかり分かった

君だ。

怜海

コロン!?おいコロンだろ!?

コロン

、、、

チラリと俺を見た君

あの日からずっと来なかったのは 友達を辞めたかったからじゃない

売り飛ばされたからだ

心のどこかで 分かっていた事実を 信じたくなかった事実を

目の当たりにする驚きと悲しさ

それと同時に再会できた 喜び

ひたすらに複雑だった

怜海

俺だよ!怜海!!

怜海

覚えてるか!?

コロン

、、、

奴隷商

あ〜、、、ソイツは、、、

奴隷商

処分予定なんですよ

怜海

、、、は?

奴隷商

ヤギ族ですし、、、

怜海

だからなんだよ!

奴隷商

知らないのですか?

奴隷商

ヤギは悪魔の使いや悪魔の象徴と呼ばれていて不吉なんですよ。

奴隷商

貴族様の元に置いておくのは、、、

怜海

んなのどーでもいいだろ!

怜海

コロンはコロンだ!!

奴隷商

そう言われましてもねぇ、、、

奴隷商

彼、何度も買われては売られてるんですよ、、、

奴隷商

言わば不良品なんで、、、ッ

怜海

あぁ!?コロンは商品じゃねぇ!!

奴隷商

お、落ち着いて、、、

奴隷商

彼、人間に恐怖して殴らないとまともに喋れない状態ですよ?

奴隷商

それでも本当にいいんですか?

怜海

逆に問うが

怜海

物のように扱ってくる人間と話したいか?こんな傷つけられて、、、怖くなって当たり前だろ。

怜海

お前らのような人間がコロンをこんなんにしたんだ。

怜海

ならば、責任は貴族である俺が取ろう。

怜海

それが上に立つってもんだ。

奴隷商

、、、かしこまりました

怜海の母

さ、怜海、、、本当に

怜海

黙れ

怜海の母

ま、まぁ!実の親になんてこと、、、!

怜海

っせぇんだよ

怜海

言っとくが、コロンを奴隷として扱ったら親だろうがなんだろうと容赦しねぇからな

怜海の母

、、、わ、分かったわよ、、、

奴隷商

No.404

奴隷商

新しい主人だぞ

怜海

、、、コロン

コロン

、、、

怜海

ゆっくりでいい、、、ゆっくり話せるようになっていこう、、、な?

コロン

、、、

怜海

そうだ!帰ったら風呂に入ろうか!

怜海

傷も酷いな、、、手当してやるからな

怜海

それに、ちゃんと寝れてないようだな、、、

怜海

今夜は俺の布団を使うといい

怜海

2人で寝るのが嫌なら俺は別の場所で寝るから、、、

また、彼と手を繋ぎたい

また、彼と笑いたい

もう二度と苦しませたくない

怜海

コロ、、、ッ

コロン

触らないで、、、ッ!!

怜海

、、、ッ!

コロン

、、、

久しぶりに聞いた彼の声は

昔よりずっとかすれてて

俺への嫌悪を感じた

怜海

、、、わ、わるい、、、

怜海

まだ、怖いもんな

コロン

、、、

怜海

ゆっくり慣れていこう。な?

君の瞳はあの頃とはまるで違って

ゴミでも見るような目を俺に向けた。

拝啓、愛しき元奴隷様/桃青、黄赤

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コメント

2

ユーザー

すいません、心臓がいい意味でもぎ取られそうです!続きドキドキしながら待ってます!!!

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