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顔の見えない交換日記

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顔の見えない交換日記

2 - 日常茶飯事

♥

260

2022年06月12日

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アミノ酸

どーもっ!

クエン酸

ども!

クエン酸

あれ?テスト勉強は?

アミノ酸

ふっふっふっ、、、

アミノ酸

自分、いつだってギリギリを攻めていく奴なんで!

クエン酸

おい

アミノ酸

さっ、始めようっ!

クエン酸

大丈夫かよ、、、

クエン酸

お願い!

!お願い! ・通報やめて、、、 ・地雷さんはUターン! ・物語の流れで一部病み要素あるかもです ・ご本人様には一切関係ありません!

アミノ酸

ではどーぞ!

突然ですが、みなさんは あの人になりたい、 ああいう人になりたい、 と思ったことはありますか?

思ったことがない人は少ないはずです。

ですが、本当になることができた人は もっとひと握りでしょう。

この交換日記では、そんな 「なりたいけどなれなかった自分」で いることができます。

この交換日記はなりたかった自分などに なりきり、会話ができる交換日記です。

形式的な日記ではなく、 軽く会話をするタイプの ごく普通のノート。

無理に書けと言うわけではありません。

あなたも、 ぜひなりたい自分になってみませんか?

いむくん

ねー、、、
暇なんだけどー!

掃除用のモップを持ったいふくんに 突っかかりにいく。

いふくん

しょうがないじゃないですか、、、

しょうがなくない。 初兎ちゃんがいつもより遅いんだもん。

いふくん

もうすぐ初兎様も来る頃でしょうから、待ってましょう?

いむくん

ちぇー、、、

いつもより畏まったいふくんに 更に突っかかりに行く。

いむくん

しょうちゃん来るまでなんか遊ぼうよ!

いふくん

今掃除してるんですけど。

目線だけこっちに向けて 会話を繋がれる。

いむくん

ねーえ!!
ご主人様からの命令だよ!?

まぁ そんなことは どうでもいい。 今はただ暇なのだ。

いふくん

、、、しょうがないですね、、、

いふくんがモップを壁に立てかける。

いむくん

今日はいい子ぶるんだ?

いふくん

…そりゃご主人様にはしっかり努めないとですから

いむくん

お父さんが帰ってきてるからかー

いむくん

いふくんは地位目当てだもんね!!

面倒くさがる いふくんに一撃を仕込む。

いふくん

…ほとけ様との向き合い方を改めるべきだと思ったの!!

いふくん

あーもー…ご主人様に聞こえてないといいけど…

いふくん

で、何するんです?ほとけ様。

いふくんは少し猫背の状態で 僕の方に問いかけた。

???

ふーん、結局遊んであげるんやね

背中側から声がする。

振り向くと、白いブラウスを 身にまとった彼が居た。

いむくん

しょうちゃん!

いむくん

遅かったね、どしたの?

しょうくん

渋滞で通れなくってさ…

いふくん

ていうかいつからいたんですか?

しょうくん

んー、、さっき?

いふくん

えっじゃあ迎えに行ったのに!

しょうくん

いいんよ、今日はうちのメイドもいたし。

しょうくん

そっちの従者さんも案内してくれたからな

いふくん

すみません、、、

しょうくん

いいんよ。
まろちゃん、いむくんのお世話で忙しいやろ?w

いむくん

その言い方、僕が悪いみたいじゃんw

いふくん

まぁ、否定は出来ないけど…
でも初兎様、その格好だから何かあったら大変でしょ?

しょうくん

ん?ああ、女装?
もう慣れっこだからええんよw

いふくん

気をつけてくださいよ、初兎様。

しょうくん

だからー…初兎様呼びと敬語やめてって前も言ったやん!

いふくん

…だって…その…

いむくん

お父さんがいるからダメだってー

しょうくん

あー…そーやったねw

いむくん

ねっ!しょうちゃん、遊ぼっ!

しょうくん

そうやな。遊ぼか、いむくん。

いふくん

ん、談話室使います?

いむくん

んーん、大丈夫だよっ!
今日はしょうちゃんとお庭でお話したいかな!

いふくん

準備しますね。

いむくん

ありがとね、いふくん!

いむくん

いやー、、、最近暇なんだよね。

しょうくん

急やなw

いむくん

何すればいいのか わかんなくて…

そんな事言われてもなぁ…とは 思っても口にはしない。

しょうくん

んー…勉強?

いむくん

…しょうちゃんは優秀だからそんなこと言えるけどさ…僕、やなんだけど

いむくん、勉強苦手やもんね。

しょうくん

勉強せぇへんとだめやろ?

いむくん

いいの!
なんかあったらしょうちゃんがいるし!

しょうくん

そっか、頼られちゃったなw

まぁ、いむくんの為に 勉強してるってとこもある。

いや、それ…だけなのかも。

いむくん

なんか、暇つぶし的なのあるー?

しょうくん

…交換日記とか?

この間、道端で交換ノートを 持ってる学生を見た。

楽しいのかどうかは知らないけど、 軽く暇つぶしにはなるだろうし。

いむくん

交換日記かー…
でも僕する相手いないよ?
しょうちゃんやる?

しょうくん

…んーん、僕はやらない。
そういうの苦手やからw
毎日書くの、だるいっていうか。

いむくん

うーん…

しょうくん

じゃあ顔の見えない交換日記とかどう?

いむくん

しょうくん

自分がなりたい自分になりきって交換日記を書くんや。
で、どこか外に置いておいて、
誰か気づいた人に参加してもらう。
相手の本当の姿はわからないけど、
こうありたい自分同士でお話するの。

我ながら天才かもしれない程の アイデアだ。

いむくん

楽しそう!

いむくん

しょうちゃん、やっぱし天才だね!

しょうくん

いむくんのために頑張ってるって言っても過言じゃないで?

いむくん

そっか、じゃあ僕は一生しょうちゃんについてく!

しょうくん

それは嬉しいなあ…//

いむくんの無邪気な言葉に顔が火照る。

いむくん

普通のノートでいいかな?

しょうくん

普通のノートの方がいいと思うで。

いむくん

あとでいふくんにもらってやってみよー!!

いむくん

ほんとに送らなくていい?

上目遣いで念を押される。 かわいい。

しょうくん

うん、大丈夫やから。
すぐそこにメイドもおるし。

いふくん

もう暗いよ?

流石に申し訳ないし、 すぐ車が着くはずだから別に大丈夫だ。

女装しててもいむくん家の敷地の すぐ近くだから 何かあったら逃げ込めば良い。

しょうくん

ええよええよw

そう軽く断ってから別れを告げる。

しょうくん

んじゃ、またな、お二人さん。

いむくん

またねっ!!

ガチャッ

いむくんの家の鍵が閉まる。

しょうくん

、、、ふぅ。

一息ついてから くるりと後ろを向いて話す。

しょうくん

、、、

しょうくん

そこにいるんやろ?

しょうくん

お見通しやけど。

りうらくん

あらら、またバレちゃったw

車と車の間から1人の青年が するりと出てくる。

しょうくん

こんばんは、「赤いずきんの一匹狼」さん。

りうらくん

こんな時くらいりうらって読んでよ?

「赤いずきんの一匹狼」こと りうら。

別に馴れ合う気も通報する気もないが、 コイツは立派な誘拐犯であり殺し屋。

犯罪者と関わるのは気が引ける。

しょうくん

別に、そうする必要ないやろ。

どうでもいい。

りうらくん

…バレバレだったかな?

しょうくん

…バレバレ。
今日に限ってはいつもみたいに変装もせずにいむくんの家に入ってきたん?

りうらくん

…もう、アイデアも浮かばなくってね…w

苦笑するりうらを目先に、 ひとつの疑問が頭に浮かぶ。

しょうくん

…ていうかどうやって入ってきたん?
門番と面識のない人は許可書必要なはずやけど…

するとりうらはズボンのポケットから 紫のカバーに入れられた 厚めのカードを取り出す。

りうらくん

この前しょーちゃんが落とした許可書で入りましたよ?w

意地悪い笑顔を見せるりうら。

しょうくん

うわ、まじか
まぁもう使わないから無くなってても気にならなかったんやけど…

しょうくん

別にいむくんに危害を与えないならなんでもええんやけどね

りうらを軽く睨みつけて一瞥しておく。

りうらくん

…そっか

少し時間が過ぎてから、 手を差し伸べられる。

りうらくん

…しょーちゃん、来たくない?

言葉も思いつかないらしい。

そりゃあこれだけ誘拐に失敗してきて レパートリーを出すのは難しい。

しょうくん

…誘い下手な誘拐犯やね

しょうくん

だるいわ、そういうん。

りうらくん

…やっぱりこんなんで来るわけないよなー…最近頭悪くなってきてる…

りうらはそう言うと右斜め上を… いや、りうらから見たら 左斜め上を見て、自分の首を触った。

そんなりうらに1つ、提案をする。

しょうくん

…チャンス、あげよか。

しょうくん

りうらが三分間だけ目を瞑っていられたら、誘拐されてあげてもええよ。

りうらくん

え、ほんと?

りうらの目が閉じたのを確認する。

しょうくん

うん。じゃ、三分スタートね。

キキーッ

ガチャッ

しょうくんのメイドさん

初兎様、お迎えにきました。

しょうくん

ん、ありがとな。

しょうくんのメイドさん

いえ、当然のことですので。

しょうくんのメイドさん

、、、この男性は?

しょうくん

うーん、別に乗せなくていいやろ。

しょうくん

強いて言うなら、悪いやつやし。

しょうくんのメイドさん

…?

分からないでいてくれた方が嬉しい。

しょうくん

わかんなくてええよ。

しょうくん

じゃ、ばいばい。

りうらくん

え、ちょ、まってよ!

大きな車の窓から体を乗り出して言う。

しょうくん

あれ?目、開けてない?
まだ1分もたってないけど、、、w

りうらくん

っ…!

りうらくん

次は、絶対、捕まえて見せるから!

格好悪い捨て台詞やな。

しょうくん

…だるいわ。ほんとに。

りうらくん

…またね。

しょうくん

またねなんかないっつーの。

しょうくん

ふぅ…

コンコンッ

しょうくん

ん、どったの?

しょうくんのメイドさん

初兎様、お客様がご覧になられました。

しょうくん

入れてくれる?

しょうくんのメイドさん

承知しました。

ガチャッ

しょうくん

お、悠くんか。

ゆうすけくん

また新しい話ができたから来たんやけど、読む?

しょうくん

読む!!

ゆうすけくん

よかった。

ゆうすけくん

どう?

しょうくん

僕、この手品師のセリフ、好きやわ。

しょうくん

「僕はずっと前を向いて歩く。
後ろを向いたら、大切な物を失ってしまうかもしれないからさ。」

しょうくん

、、、なんか、すっごく言葉の重みを感じる。

ゆうすけくん

、、、手品師はさ、読んできたからわかると思うけど、売れないし、人気もない。

ゆうすけくん

だけどさ、手品師は何よりもそれをマイナスに捉えた瞬間、何かにぶつかって、大切な物をなくしてしまうのが、一番怖いんやない?

しょうくん

、、、深いな。

ゆうすけくん

そう?単純だと俺はおもうで?

しょうくん

んー、、、人によって感じ方が違うんだろうけど、僕には絡まった糸みたいに複雑で難しいもんだと思うんや。

しょうくん

だからこそ、面白い。

ゆうすけくん

…初兎が気に入ってくれてよかったで。

そう言って、悠くんは幸せそうに笑う。

ないこくん

ジッ、、、

この家の方は、 どんな暮らしをして いらっしゃるのだろうか。

毎日毎日良いご飯作って貰って。

毎日毎日色んなものを貰って。

毎日毎日幸せに暮らしてるんだと思うと 気が気でなかった。

もしも、俺がここに住んでいたら。

せめて…せめて、 そんな夢を見させてくれないか。

門番

おい!!

ないこくん

!!

門番

誰だ!!
立ち入りには関係者の許可が必要だぞ

門番らしき警務官の男の怒号が 耳の奥に響く。

ないこくん

っ、、、

何でだ。

逃げたいのに体が言うことを聞かない。

ないこくん

あ…あぅ…えぇと…

俺の態度が気に食わなかったらしい。

門番

早く退け!!
退かないなら、、、

男が手を上にかざした瞬間 殴られるのか、と察した。

この後、どうしよう。

殴られて…もし意識が無くなったら。

病院…行けるのかな 行けなかったら、どこに行けば…

そんな事を考えていた。

パシッ

ないこくん

え?

門番

は?

思わず驚きの声が漏れる。

いふくん

…何をしていたのかわかりませんが、
手を出すのはどうかと。

背の高くすらっとした男性が 門番らしき男の腕を掴んでいた。

門番

…執事様ですか

門番

その、ご主人様には…!!

門番の対応からして 割と地位の高い従者なのかもしれない。

いふくん

…別にチクらないから大丈夫ですよ

いふくん

俺、そんな心が狭くないですから。

そういって長身の男は微笑む。

門番

は、はぁ…ありがとうございます…

いふくん

…大丈夫?

目が合った。 綺麗な青い瞳。

ないこくん

あ…えっと、だい、じょうぶ…です。

いふくん

そんじゃ、俺は帰るね。
…大丈夫?ほんとに。

ないこくん

いえ、お気になさらないでください。

いふくん

良かった…
なんかあったら言ってね。
この先会えるかはわかんないけどさ。

ないこくん

あの…!
本当にありがとうございました!!

いふくん

んーん。いいのいいの。

いむくん

よーし!できたー!

いむくん

で、これを中庭の柵近くにおいて、、、

いむくん

これ、向こうからもとれるよねっ?

いむくん

うん。オッケー!

いむくん

誰か参加してくれるといいなっ!

アミノ酸

どうですかね!?

アミノ酸

まだ交換日記要素少ないけどまあこれから増えてくからねー

クエン酸

安心してなー

クエン酸

早いけど締めるか

アミノ酸

話すことないからねー

アミノ酸

最後に!

りうらくん

この話を読んでくれてありがとう!

いむくん

少しでも面白かったら!

しょうくん

♡、コメントまってるなー

ないこくん

異能力孤児や数十秒、

いふくん

主のゴミ絵広場などもぜひ見てねっ!

ゆうすけくん

次の話で会おうな!

アミノ酸

では!おつアミノ!

クエン酸

おつクエン!

全員

おついれー!

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コメント

2

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りうしょーが尊すぎてやばい ( ´ཫ`)やばぁぁぁぁぁぁ

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