ゆみ
そ、そうなんですか
れいた
うん。
ゆみ
……
れいた
ゆみ?
ゆみ
いえ、なんでもありません
ゆみ
このことは、あゆに秘密にしときますか?
れいた
あぁ、そうしてくれるとありがたい
ゆみ
あゆ はいつもそう。
私の努力したことをあゆは軽々と才能で追い抜いてくる。
私の努力したことをあゆは軽々と才能で追い抜いてくる。
ゆみ
もっと、努力しなきゃ…
あゆ
おねーちゃん!入るよ
あゆ
おねーちゃん?
ゆみ
……
あゆ
あのね、先週やった単元テスト100点だった?
ゆみ
え、まぁ
あゆ
一緒だねー!
あゆ
特に国語の
作者の気持ちになって書く文?
おねーちゃん得意そうで
作者の気持ちになって書く文?
おねーちゃん得意そうで
ゆみ
そう、
ゆみ
私は今忙しいの部屋から出てって
あゆ
ん、わかった
バタン
ゆみ
もっと、努力しなきゃまた、テストの点数も追い抜かれる
ゆみ
ん?
ゆみ
どうしました?
かな
いやーさ、今日の帰り道さぁ
かな
元気なかったからどうしたのかなって
ゆみ
私はバカだったのですよ
ゆみ
今はもっと、テスト勉強に集中しなきゃいけないのに
かな
それってもしかして
かな
失恋したの?
ゆみ
はい
かな
そっかー、それは、辛いね
ゆみ
…
かな
私も、失恋したときあるけど
かな
今思えば、バカみたいだよ
ゆみ
そう
かな
そんな事わすれて、、
ゆみ
違うのよ
ゆみ
れいたさんは……
かな
?
ゆみ
あゆが好きなんだわ
ゆみ
言ってたもの
かな
え、マジ
かな
それは…
ゆみ
1人にさせて
かな
うん
あゆ
おねーちゃん
あゆ
入るよ
ゆみ
……!
あゆ
えっとね、このプリントの答え持ってる?
ゆみ
え、えぇ
ゆみ
はい
あゆ
ありがとー
何故かしら、
あゆが怖く感じる
続く