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成人男性が、おしゃぶりを咥えて、 ソファで穏やかな顔をして眠っている。
世間には、嫌悪感を抱く人もいるだろう。
だから家族や職場の人に捨てられたり、 施設にぶち込まれてしまったりする人がいる。
それでも俺らは、 可愛いという感情しか抱けないんだよな。
母性なのかな。 可愛くて、守ってあげたくなる。
そんなことを、さとみの寝顔を眺めながら思っていると、 後ろからぽすっと何かがもたれかかってきた。
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ちょっと今日は幼めかな。 頭を撫でてやると、 目を細めて笑ってまた俺にもたれかかった。
昨日はるうちゃんと寝てたはずなんだけどなぁ、
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なんでやろ、まぁ、今日用事あるとは聞いてないし、 とりあえず寝かせとこか。
…莉犬のおしゃぶりどこだっけなぁ。
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ころんと莉犬が戯れているのを横目に、 冷蔵庫からプレーンのヨーグルトを出す。
プレーンのヨーグルトにぶどうのジャムソースをかける。
この前なーくんが買ってきたぶどう、まだ酸っぱかったから、さとちゃんが煮込んでジャムにしてくれたんよね。
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莉犬を抱き上げてダイニングテーブルの椅子に座らせる。 落ちないようにベルトがついてる椅子。
俺も隣に座って、ジャムが混ざったヨーグルトを掬う。
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俺がご飯を食べさせる傍で、 莉犬の撮影会を始めるころん。
俺らはかなりの親ばか。
…親ではないか。 でも可愛いんだよ。
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