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yaくん Ver.
執事喫茶
文化祭の廊下には
甘い匂いと笑い声が満ちていた
et
ーー2年2組
ーー執事喫茶
et
胸の鼓動がやけにうるさい
さっき友達から 「ya先輩、執事服似合いすぎて死んだ」と聞いて、
ずっと落ち着かなかった
恐る恐るカーテンをくぐると──
ya
低くて丁寧で…
でもどこか甘さを含んだ声
視線を上げた瞬間、心臓が跳ねた
et
ya
耳に落ちてきた声が甘すぎて、その場で固まる
ya
ya
手袋越しなのに温かくて、
そっと繋がれた瞬間に指先までしびれた
et
ya
さらっと言われて心臓が大変なことになる
席につくと、先輩はわざと距離近く身を屈めた
ya
et
ya
耳まで熱くなるのを自覚しながら、俯いてしまう
すると先輩は私の顎に手袋の指先を添えて、
そっと上を向かせた
ya
et
ya
甘さが濃すぎて、呼吸が落ち着かない
そして──
ya
ya
et
ya
ya
et
図星すぎて声が裏返る
先輩は満足気に微笑み、耳元ぎりぎりに口を寄せてくる
ya
鳥肌が立つほど優しい声だった
et
ya
et
先輩は少し視線を逸らし、照れるみたいに息を吐いた
ya
ya
et
ya
ya
ya
耳が一気に赤くなるのが分かった
et
ya
そして最後に、
先輩は胸元に手を当て、
深くお辞儀をして囁いた
ya
ya
私の心臓はもう限界だった
コメント
2件
こんにちは‼️めっちゃ好きです〜🧡