赤髪リンの異世界物語③

ドーンッ

リンがカコの元に手を伸ばそうと すると大きな金棒が目の前に 落ちてきた

リンは悪夢を見ていたのだ 泣き叫ぶリンを必死にカナヨが 落ち着かせようとしていた すると、ルルセラが リンに触れ魔法でリンを落ち着かせた 落ち着いたリンは再び目を瞑り 眠りに入った

私とジライがギルドに 入って1週間が経った

急に頭を下げて謝る アルにリンは動揺を隠せなかった

リンが無理に笑って おどけるている姿を 見たアルは真剣な表情になった

カコは、悪魔が来たあの日 リンとジライが村に残らないように ２度とこの場所に戻ってこないように わざとリンが傷付く言葉を言ったのだ

ポタッポタッ

リンの目から涙が溢れ出した

ねぇジライは聞こえてる？

私、今なら皆の 声が聞こえる

その瞬間強い風が吹き 村人達は光と共に空へ 消えていった。 そして、村人の声が 聞こえてくる事はなかった

ねぇジライ 私達は愛されてたんだよ

アルがあの時の出来事を リンとジライに言わない つもりでいたのは カコと村人に口止めされて いたからだった 何故かって？？ 2人がその事を知ったら 優しい2人は この村を出ない事を 村人全員が知っていたからだ

アルは、空を見ながらそう言うと リンに手を差し伸べた その光景を木陰から気づかれないように見ている人物がいた それは、ジライだった

そう言うと、 ジライは歩き出した ヨリとは一体 誰だったのだろうか