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最期だけでも僕を見て

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最期だけでも僕を見て

1 - 最期だけでも僕を見て

♥

249

2021年04月18日

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いやだ...死んでほしくないよ...。 でも、ごめんね。お前とは、お前とは...

ーーーーーーーーーーーー

ドンッッッ

ジミン目線

そこらじゅうに鳴り響いた大きな音。

ジン

!?

ホソク

え!何...?

急いでみんな、音の原点へ。

ジミン

ぐ...ぐが...?

ーーーーーーーーーーーー

グク目線

突然ですが、僕には好きな人がいます。 それは、カッコよくて、どこか抜けてるテヒョニヒョン! でも、テヒョニヒョンには愛する人がいる。 それは...

ジョングク

ジミニヒョン。

ジミン

ん?なーに、ジョングギ。

ジョングク

ひょん、これジニヒョンが。

そういって、カラーコンタクトを渡す。

ジミン

ありがとう。

ジミニヒョンなら応援しないと。大好きな、大好きなヒョンなんだから。 2人は付き合ってない。 でも、両者態度に出すぎてバレバレなんだから。 ヒョン達も、何で気付かないのか、わけわからんと言っているし。

だから、僕はずっと前から諦めようと、自分に言い聞かせてきた。 でも、諦めの悪い僕は今も捨てられずにいる。

3ヵ月後

テヒョン

あ...あの、ヒョン!...とジョングガ!

ジン

何?どしたの?

やけに緊張しているテヒョニヒョンと、隣のジミニヒョン。 ああ、僕わかったよ。

テヒョン

ぼ、僕達っ...付き合うことになりましたッッッ

ヒョン達

ほぉーん。そんで?

ジミン

え...?

テヒョン

え、何でそんな軽いんです?

ホソク

っぷっあーっはっはっは~!

ユンギ

そりゃお前らが分かりやすすぎるからに決まってんだろ。

テヒョン

えっ..そんなにですか!?

ジョングク

...ヒョン。話って、それだけですか?

テヒョン

えっ、うん。そうだけど...?

ジョングク

じゃ、部屋戻りますね。

テヒョン

え~っ!グガまでっ!

やっぱり。聞きたくなかったぁ~...。 ましてやテヒョニヒョンの口からなんて。 僕はその後、声を殺して、枕をぬらし続けた。

次の日

はぁ、朝から気分どんより、くもりのち雨。

みんな

いただきま~す!

パクっ

え...うそでしょ...もう一度。

パクっ

う"...やっぱダメ... 味が、しない。 うっそ~...あ~あ、僕、最近とことんついてないよな...。

ジョングク

ヒョン、ちょっと出かけて来ます。

ジン

おー、いってらっしゃい。

そのまま病院に直行した。

医者

ストレスによる、味覚障害ですね。ストレスをなくさないと、そういった障害が
増えていきますよ。たまにはリラックスしてみてください。

ジョングク

はい...。

でも、もし本当にそれがストレスの原因なら。 僕の身体はもう正常には戻らないのかな...。

次の日

ご飯の量がずいぶん減った。 ...っていうか!右耳聞こえなくなったんだけど...。ガーン(´;д;`)

次の日

右目が、見えなくなった。...もう、僕は決めたよ。

"屋上に来てください。"

もし、このお願いがかなったのならば。僕の物語は、ここで終わるんだ...。

当日

テヒョン

グガ、来たよ。

ジョングク

あ、ヒョン。来てください。

テヒョン

ん~?

ジョングク

見てくださいっ、すごくないですかっ...!?

テヒョン

うん。ジミナにも見せた~い!

ジョングク

...あの、ヒョン、好きです。

テヒョン

え...?

ジョングク

ヒョンは、ジミニヒョンが好きなこと、分かってますから。

でも聞いて。

ジョングク

ずっと、ずっと前から。ひょん、だから...幸せになってくださいね...?
僕はずっとヒョンのことが、大好きです。

そう言いながら、15階建ての屋上のガードがこれでいいのかと思うほど低い、 落下防止のブロックの上に登る。

テヒョン

...いやだ...死んでほしくないよ。でも、ごめんね。お前とは、お前とは...

ジョングク

うん。分かってる。だから、どうか...

"最期だけでも僕を見て"

そう言って、僕は下へ落ちていった。

ドンッッッ

もう、何も感じない。 ああ、やっと。 やっと僕は、苦しみから抜け出すことが出来るんだね...。 テヒョニヒョン...。

ーEND ー

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249

コメント

16

ユーザー

素敵!これ、続きがあったら出してほしいです。 バットからのハッピー・・・みたいな?((勝手にすみません 主様の作品、最高です😆💓

ユーザー

枕を濡らしたって表現で心がきゅうってなった((は?

ユーザー

悲しすぎる😢

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