授業は正直つまらない。
内容は一応分かるものの、好んでしたいとは思わない。
退屈だと思うと同時に外を眺める。
何となくこの時間が好きだった。
理由?たまに彼の姿が見えるから。
この時間帯は彼たちは体育だろう。
彼がグラウンドを走る姿を眺める。
『運動出来るっていいなぁ…』
ゆあん
彼がこっちを見た。目が合った気がしてパッと目をそらす。
もう一度見ると彼はまだこっちを見ていた。
ゆあん
照れくさそうにニィッと笑って軽く手を振ってくれる。
こんなことしてくれるのは彼しかいない。
ちょっとだけ手を振り返した。
先生
シオン
怒られてしまった。
でも、そんなことよりも顔の暑さは収まらなかった。
放課後
ゆあん
シオンちゃんはただ1人、他に誰もいない教室で外を眺めている。
呼びかければ振り向いて俺の事を見ると優しく微笑む。
シオン
ゆあん
立ち上がってカバンを持つ彼女はまた笑って
シオン
シオン
シオン
ゆあん
シオン
俺は部活をやらない代わりに委員会に入っている。
その仕事がまた多くて困る…
ちなみに彼女は何もやっていない。
『俺の仕事が多いのは他の人がサボるからなんだけど…』
シオン
ゆあん
2人で帰路を歩き出した。
ゆあん
シオン
ゆあん
シオン
ゆあん
ゆあん
シオン
ゆあん
シオン
不貞腐れている彼女だが、俺から見ればただ可愛い。
昔とは違い、少し大人びた姿にドギマギもするが、時々見せるまだ子供なんだなって思うような行動、言葉に思わず笑ってしまう。
シオン
ゆあん
シオン
キョトンとする彼女。
身長が小さくて気にしてるのは気づいてないようだ。
ゆあん
シオン
昨日よりも笑いながら帰った。
俺たちの顔は昔に戻ったみたいだった。
主
ゆあん
主
ゆあん
主
シオン
主
主
主
主
主
主
コメント
3件
☺️
シオンちゃんかわよ…( _ ́ཫ`)