短編集ってやつです

注意 このお話内に出てくる「欠損」は決して馬鹿にする意図などはありません

俺は最近、よく夢を見る

いい、、とは言えないような夢

、、、夢のことなんて、ノルやアイスには言えない

なぜなら、、夢に出てくるのが2人だから

ちゃんと、、寝れるかな

あぁ、まただ

あの夢は決まってこの白い空間

あぁ、またか

また、苦痛の時間が始まるのか

いつもこうだ

ノルが出てきて、、転けたらアイスが助けて

俺は、、、縛られたように動けなくなる

それを見たアイスは俺を叱る

当然だ、転ぶのが分かっていて助けてやれないんだから

、、、俺以外の北欧は、皆どこかが欠損している

俺は、、、”俺だけ”は五体満足なのに

”俺だけ”がなにもしてやれない

ずっと、、、ずっとこれが続く

アイスは叱り、ノルは冷めたような目で俺を見る

、、、でも俺は知ってるから

これは夢なんだと、現実のふたりはこんなに冷めていないのだと

それに、、、これは何もしてやれない俺への戒めなんだとも

だから、、、俺はこの夢を誰にも言わない

俺の事でこれ以上悩ませたくは無いから

でも、、、それでも、、、

夢、、じゃない

現実の2人

優しい2人

、、、優しい2人は夢とは違う

夢とは違うからこそ

違う痛みが俺の何かに突き刺さる

それは直ぐには無くならない、何年、何十年、何百年掛けても、、、

無くなるかわからない