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コメント
1件
わあ、読み終わりました…すごく切なくて、綺麗なお話でしたね🌙🤍 満天の星の下で交わした約束、時を超えて会えた二人の再会…「月が綺麗ですね」ってやりとり、もう涙が出そうでした。 時間や空間に引き裂かれても、それでも待ち続ける強さと儚さが、胸にじんわり残ってます。 次に会う時は笑えるようにって終わり方も、すごく好きです。 素敵な作品をありがとうございます🫂🥀
時は満ち、空を駆ける。
時間は、無情にも過ぎていく。
空間は、不意に人を引き剥がす。
そんな理は、変えられない。
過去に、囚われない。
動くことを、やめない。
未来に、目を向ける。
今、できることをする。
それが、生きることだから。
目が覚めるときは大抵、あの夢を見た時だ。
景色はよくわからないけど、約束をしたのは覚えてる。
誰かはわからないけど、こう言ってた。
「満天の星の下で、会おうね。」
場所がどこかも、わからない。
けど時間は、夢が教えてくれる。
起きる時は、いつも一緒。
満月の日の、深夜0時前。
けど場所がわからないから、行きようがない。
何もできずに、夜が明ける。
睡眠時間は、3時間。
9時に寝て、12時に起きるから。
本来なら完全な寝不足だけど、なぜか大丈夫だ。
ミチル
一体、どれだけ待っただろうか。
何ヶ月、いや何年かもしれない。
ずっとここで待っているうちに、何年もの時が経ってしまった。
場所は、わかってる。
けど、いつかがわからない。
いつ、ここに居ればいいのかわからない。
だから、今日もここにいる。
ずっと、場所に縛り付けられてる。
だけど、今日も待ち続ける。
たとえ、無意味でも。
カケル
月は、満ちかけていた。
その日は、少しだけいつもと違った。
なぜか、強く惹きつけられる感じ。
だから、外に出てみよう。
そう、思ったんだろうな。
きっと、今日じゃなきゃいけないんだ。
だから、動こう。
ミチル
月は満ちていて、綺麗な満月だった。
同じ場所、同じような景色。
この景色以外を見たのは、いつが最後だろう。
変わるのは、月の形だけ。
変わるのは、空の雲だけ。
変わるのは、木々の色だけ。
変わるのは、周りの音だけ。
もう、何年待ったことだろう。
ずっと、ここにいる。
けど、離れないんじゃない。
きっと、離れられないんだ。
そんな日々の中で、今日は。
何かが、変わる気がしたんだ。
だから、今日もここにいる。
ずっと、ずっと待つ。
寝不足だろうが、今日だけは。
全く、苦にならなかった。
カケル
ふと、空を見上げる。
星は、ポツポツと見え始めていた。
月は、まだ見えない。
足が、勝手に動き出した。
思うまま、走り出した。
急がなきゃ、そう思うのは。
必然、なのだろうか。
ミチル
ずっと、変わらない景色。
その中にも、変わるものがある。
ここでずっと待つうちに、それがわかってきた。
君は今、何をしているのだろう。
いつ、約束が果たされるのだろう。
日が沈んでから、日が昇るまで。
ずっと、ここで待っていた。
ここに、…この、全く人の来ない場所に。
足音が、聞こえたんだ。
咄嗟に、振り向いた。
そこにいたのは、確かに約束を果たすためだった。
カケル
力なく、笑ったんだ。
そこは、確かに見覚えのある景色で。
綺麗な満月とは対称に、力無く笑う君。
ああ、ここに来たかったんだ。
ここが、約束の場所だったんだ。
そう、確かに思ったよ。
ミチル
カケル
12時、その時はやってきた。
ミチル
カケル
とても、綺麗だった。
言いようが、ないくらいに。
ミチル
カケル
ミチル
しばらく無言で、星を見ていた。
別れの時が、やってきた。
だんだんと、体が透けていく。
ああ、もう会えなくなるんだな。
そう、すぐに悟ったよ。
カケル
ミチル
最期に、一言だけ。
ミチル
カケル
それが、君に届いたかはわからなかった。
そうして、星になって消えていった。
時は満ち、空を駆ける。
時間は、無常にも過ぎていった。
空間は、不意に人を引き剥がしていった。
そんな理は、変えられなかった。
過去に、囚われず。
動くことを、やめなかった。
だから、僕にできることは。
未来に、目を向けて。
今、できることをしよう。
それが、生きることだから。
それが、次君に会った時に笑い合う方法だから。
僕は、待つ。
急いで君のところに、向かうなんてことはしない。
それを、君は望んでいない。
僕は、君が望む形で。
君に、会いにいくよ。
この、満天の星の下で。
#ふぉろーしてくれたらもう泣いて喜ぶ
彗@ていふ
47
#コンテスト
くらり🩷💍@リセット
322
1,726
実 葉
123