コメント
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最高!!最高
続きお願いします。
フォローさせていただきました!!
けれど、 今もマンションのお隣同士なのは変わらないし、 毎日のようにピアノルームに合っていた。
お父さんとテヒョニヒョンのお母さんとは、 まだ連絡が取れていない。
2人の行方も、 わからないまま。
今はおばあちゃんがマンションに来てくれて、 二人暮らしをしている。
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JUNGKOOK
食いついた僕に、 テヒョニヒョンはクスクスと笑って頭をなでる。
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すると、 「待ってて」と言って、 屋台のほうへ走っていくテヒョニヒョン。
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当たり前だけど、 いちごミルクのかき氷は、 とてもひんやりしていて美味しかった。
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テヒョニヒョンの顔は、 かき氷にかかっている、 いちごシロップみたいに真っ赤だった。
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学園祭が終わって、 僕は学校の食堂でテヒョニヒョンの終わりを待っていた。
テヒョニヒョンが駆け寄ってきて、 思わず頬が緩む。
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テヒョニヒョンの言葉に、 首を縦に降って立ち上がる。
僕達は、 他愛もない話をしながらマンションまでの道を歩いていた。
JUNGKOOK
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7月と言えば、 七夕。
毎年、 お願いすることは変わらない。
お母さんが亡くなって、 お父さんがいなくなって、 僕の心に、 ぽっかりと空いた心。
それを埋めてくれたのは、 他でもないテヒョニヒョンだった。
いつでもそばにいてくれた。
いつでも僕を必要としてくれた。
今もこうして、 ずっとそばに居てくれる。
…好きだなぁ…
テヒョニヒョンの誰よりも綺麗な横顔を見ながら、 ふとそう思う。
このまま、 大好きなテヒョニヒョンとずっと一緒にいれますように。
今年も、 僕はきっとそう、 願うんだろう。
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この人がそばにいてくれるだけで、 僕は幸せだ。
__それだけで、 幸せだったんだ。
キキイイー!!
聞いたこともないような轟音(ごうおん)が響く。
いったい何?と思い振り返れば、 1台の自家用車が僕めがけて走ってきた。
__え?
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視界が、 一転する。
衝撃に耐えるように、 反射的に目をきつくつむった。
だけど、 いつまでたっても、 痛みはやってこない。
恐る恐る目を開けてみると、 僕は道の橋に転がっていた。
そして_。
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頭から手を出して、 倒れているテヒョニヒョンの姿があった。
僕をかばって車にひかれたテヒョニヒョンは、 すでに私立病室へ搬送された。
意識不明の重傷。
__命を取り留めたものの、 何日も目を覚まさなかった。
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テヒョニヒョンが事故にあってから、 今日で3日。
僕は学校にも行かず、 眠るテヒョニヒョンのそばにずっといた。
僕の…せいだ。
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このまま、 テヒョニヒョンが目を覚まさなかったらどうしよう。
テヒョニヒョンさえも、 いなくなったら…。
…僕は…、 どうすれば…?
JUNGKOOK
僕が、 ぼーっとしてたから。
そんな僕をかばって、 こんなことになってしまった…。
僕達に衝突してきた車は、 飲酒運転だったらしい。
運転手はすぐに捕まり、 ニュースにもなった。
気持ちよさそうに眠っているテヒョニヒョンの横顔を見つめていると、 涙しか出てこない。
……本当に、 僕って厄病神かなんかなんじゃないか。
僕のまわりにいる人は、 みんな不幸になる。
好きな人さえ、 こんなことに巻き込んでしまうなんて…。
JUNGKOOK
テヒョニヒョンが目を覚まさなくなってから一睡もできていない。
クマはひどいし、 顔は涙でぐちゃぐちゃだ。
涙で濡れる顔を両手でおって、 何度も何度も、 「ごめんなさい」と繰り返した。