主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
ないこ
ないこ
嫌だ
ないこ
ないこ
嫌だ
でも
ないこ
もう
戻れないから。
ないこ
大好き♡
If
If
If
部屋を出て顔を洗いリビングに向かうと
そこにはいつもの彼
ないこ
If
ないこ
笑顔出て迎えてくれるないこ
その顔には
大きな痣がある
右頬の痣には一応形ばかり湿布が貼ってあるが
左の目元にある真新しい青黒い痣は、まるで俺に見せつけるかのように大きく腫れ上がっている
If
ないこはいつも体のどこかに痣をつけて俺の家に来る
どうやらDV野郎と同棲しているらしい
夜は家にいないと殺される
と、ないこは言っていた
それが本当なのかどうかは、ないこの体に巣食った痣が示していた
朝はまだ気持ちが落ち着いてるから、仕事って嘘ついてここに来てるんだ
そう言って笑う彼の顔は、痣と相まって酷く痛々しかった
最初にないこが朝俺の家にいた時はとても驚いた
_____もう随分前の話だ
If
ないこ
If
ないこ
こんなに酷いのに
それでも健気に毎日彼の元へ帰るないこは
If
ないこ
If
ないこ
ないこ
If
ないこ
If
If
ないこ
If
If
ないこ
少し照れたようにはにかむないこ
If
If
ずっと俺の家にいればいいのに
そうしたら…
俺が守ってあげられるのに
If
ないこ
If
ないこ
If
うつむき加減にないこはそう言って
少し決まりが悪そうに微笑んだ
その笑顔に痣が歪んで痛々しい
If
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
だから…
と、ないこはいっそううつむいて眉を下げる
If
ないこ
If
If
If
ないこの笑顔が少しひきつった
それがどういう感情なのかはわからないが
それでもないこは決して涙を見せなかった
ないこ
ないこ
そう言って苦しそうに顔を歪めながらも、気丈に微笑む
こんなにもないこに思われているDV野郎が
憎らしくも少し羨ましい
If
If
ないこ
今まででここまで強く出るのは初めてだ
ないこのピンク色の瞳が揺れている
俺はグッと唇を噛んで、ないこの返答を待った
ないこ
ないこ
決心したように彼が顔を上げる
すっきりとした表情だったが、少しだけ目が澱んで見えるのは気のせいだろうか
ないこ
ないこ
そう言ってないこは俺に微笑んだ
If
ないこ
相変わらず頬の痣は痛々しかったけど
そんなことは気にもとめない様子でないこは笑った
If
ないこ
ここまでは日常
昨日と同じ会話
ないこ
ここからは非日常
If
俺がそう言うと、ないこは嬉しそうにへにゃっと笑った
ないこ
笑えない冗談だったけど
俺は強く頷いて会社に向かった
俺は、ほぼ何年かぶりに酒を一滴も飲まずに家へ向かった
ないこが待っていると思うと、自然に足が少し早まる
帰ったら何をしよう?
そうだ、まずは傷の手当をしてあげなくては
ガチャリ
___鍵が開いていた
まさか、と思った
___俺が殺される前に帰ってきてね
朝のないこの言葉が頭をよぎる
しかし、そんなはずはないと思い直す
落ち着け
DV野郎が俺の家を特定出来るわけが無い
なにしろ会ったこともないし、まだ1日も経っていないのだ
そんな短い時間で、DV野郎に何が出来る?
大丈夫だ
きっとないこが鍵をかけ忘れただけ
早鐘を打つ心臓を拳でぐっと抑えて、俺は部屋に入った
その瞬間俺の目に飛び込んできたのは、
赤黒く染まったシーツがかけられたソファーだった
それが血なんだと認識できるまで、数秒かかった
ないこの弱々しい笑顔が頭をよぎる
震える膝に鞭を打ち、俺はソファーを見る
そこには____
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
主のななみ
コメント
15件
ないちゃぁぁぁん ななみさんそのDV野郎を私にかしてくれませんか☆(何をするかはご想像に)
!!!Σ(゚ロ゚!(゚ペ?)???ななみちゃんななみちゃん!DV野郎☆☆☆て良き??
え!気になる! ない君が☆☆☆た? (なんてね) でもないくんは生きてるよね?ね?圧wwww 楽しみにしてます! もう500行ってますよ!