連絡先を貰ってから1週間、未だに何も連絡していない。
隆
隆
隆
隆
あの後、様々な診断を受けてみたが、やはり同性愛者に当てはまる。
いいわゆる、''ゲイ'' というやつだ。
隆
隆
隆
隆
送信すると、既読は案外すぐに付いた。
隆
大陽
大陽
大陽
隆
会おう、と連絡をした。
しかし、夜しか時間が取れないと言うので、夜にじっくり話せる場所といったらここくらいだった。
しかし、いざとなっては何も喋れず、ただ酒を喉に流し込んでいた。
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
隆
大陽
隆
隆
大陽
隆
大陽
大陽
大陽
隆
隆
大陽
大陽
大陽
隆
隆
隆
隆
嫌われるのを覚悟で包み隠さず伝えた。
しかし、返ってきた反応は予想の遥か斜め上を行った。
大陽
大陽
彼は体を硬直させ、顔がみるみるうちに赤く染まっていった。
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
大陽
俺たちはカウンターBARに掛けていた。
彼の反応があまりにも可愛かったので、ついいじめたくなり、顔を近付けた。
大陽
隆
そうして席を立った。
建物を出て、風を浴びた。
夏の香りが鼻をくすぐった。
ふと空を見上げると、そこには太陽に照らされる月が浮かんでいた。
大陽
大陽
大陽
大陽
自分が同性しか愛せないことは分かっていた。
そんな自分を知っていたからこそ、恋などしてこなかった。
線引きをしていた。
その線を越えて来ようものなら、いくらでも迎え撃つ耐性があると思っていた。
大陽
大陽
''可愛い''
彼の声で彼の言葉が脳を反芻する。
大陽
やっと収まってきた鼓動がまた煩くなる。
果たして5回会うのに、自分は耐えられるのだろうか、とてつもなく自信がなかった。
すぐに流されてしまう自分が悔しくてたいして飲めもしない酒を喉に無理矢理流し込んだ。
隆
隆
言いたいことだけ言って帰ってきてしまった。
しかし、彼は確実に照れていた。
彼もゲイなのか。
隆
隆
隆
なんとなく気分が良かった。
自分に正直になってよかったと思った。
隆
その時だった。
洗面所から電話の着信音が聞こえた。
期待してしまったのは、言うまでもない。
隆
バスタオルで体を拭き、風呂から出る。
着信は、彼からだった。
隆
隆
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
大陽
隆
大陽
大陽
大陽
隆
隆
隆
大陽
隆
隆
隆
隆
大陽
大陽
電話がブツっと切れた。
体が火照って鼓動が高鳴っている。
隆
隆
隆
傘も持たず、家を飛び出した。
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
1件
ん?可愛すぎやしないかい?