ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️流血表現⭕️⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
数日後。
俺はまだ完全には治っていなかった。
食欲もなく、体も重い。
みこと
みことは、放課後になると必ず部屋に戻ってきた。
「おかゆ作ったよ」と笑いながら鍋を抱えて。
味は、決して上手くなかった。
それでも、湯気の向こうにある温かさが嬉しかった。
すち
みこと
最初の二日は拒んだ。
「いらない」「自分でやる」───そう言って突き放した。
でも三日目には、何も言えなくなっていた。
みこと
すち
スプーンで掬われたおかゆを、受け取る。
そのたびに、胸の奥がひどくざわついた。
…“誰かに世話をされる”なんて、いつぶりだろう。
みこと
すち
みこと
そう言って笑うみことの声が、どこか滲んで聞こえた。
すち
雨が、段々と強くなる。
俺は窓の向こう側で強く打ち付ける雨を、ずっと見ていた。
みこと
すち
みこと
みことはそう呟きながら、俺の視線の先を追う。
そして続けた。
みこと
すち
互いにそう言い、視線を戻す。
みことの手の動きも、止まった。
みこと
突然の言葉に、俺は顔を上げた。
すち
みこと
みことは照れ笑いをして、目を逸らす。
胸が強く跳ねた。
熱のせいじゃない。
分かっているのに、呼吸が浅くなった。
すち
小さく呟いた言葉を、みことは聞こえなかったふりをした。
それでいいと思った。
いまは、言葉にしたくなかった。
その夜。
すち
みこと
みことが寝静まったあと、俺はゆっくりと身体を起こした。
まだ少し熱が残っている。
今は痛みよりも、胸の奥の“違和感”の方が強かった。
……“守られてる”なんて。思いたくなかったのに。
見上げた天井に、雨の影が揺れていた。
その揺らぎが、みことの笑顔と重なった。
すち
眠れない夜が、またひとつ増えた。
雨が止んだ翌日の空気は、少し冷たかった。
梅雨の合間の晴れ。
窓を開けると、湿った風がカーテンを揺らした。
みこと
背後からみことの声。
俺は制服の袖を整えながら、短く返す。
すち
体の怠さはまだ残っている。
でも、このまま部屋にいたら“何か”が壊れてしまいそうな気がして。
みこと
すち
みこと
すち
思ってもいない言葉が、口を突いて出た。
その瞬間、部屋の空気が一気に冷えた。
みことは驚いたように目を見開く。
けれどすぐに、寂しそうに笑った。
みこと
すち
俺は言い捨てるように、鞄を掴んだ。
胸の奥が痛む。
言葉にすればするほど、自分が小さく見える。
みこと
みことの声が震える。
みこと
その優しさが、いちばん腹立たしかった。
すち
みこと
すち
みことが息を呑む。
俺は続けた。
すち
沈黙。
時計の秒針が、やけにうるさく聞こえた。
みこと
みことの声が、静かに落ちる。
みこと
俺は目を伏せた。
喉の奥が詰まる。
みこと
みこと
みことの瞳が濡れていた。
その光を見て、俺は息を止めた。
優しくしないで。
喉まで出かかったその言葉を、俺は飲み込んだ。
代わりに出たのは、冷たい声。
すち
みことの唇が震える。
それでも何も言わず、ただ小さく頷いた。
俺は視線を逸らして、扉の方へ向かう。
みこと
背中越しに、小さな声が落ちる。
その言葉に、俺は足を止めそうになった。
でも、振り返らなかった。
………“ごめん”なんて言うな。
手の中の鞄の持ち手が、強く軋んだ。
''そんなの勝手でしょ。''
''俺、勝手でもいい。''
''心配するくらい、勝手でいいでしょ。''
“勝手”だったのは、“俺”の方だった。
そう気づいた時には、もう手遅れだった。
俺はまた自分の“勝手”をもう一層深く理解する。
誰も、教えてはくれなかった。
俺の生き方に、誰も批判はしなかった。
たとえ、俺が人を何十人、何百人と殺し、血で染まっても
賞賛ばかりが、拍手で覆い尽くされた。
そんなことを考えていると、呼吸が苦しくなった。
喉が焼けるくらいに痛い感覚も
胸の奥深くが軋む違和感も
全部、“風邪のせい”にするしかなかった。
ぬしぬし
ぬしぬし
♡800
ぬしぬし
コメント
24件
無感情を貫いてきた🍵くんだからこそ、👑くんの優しすぎる人柄や心配されることの温かみの整理が 追いつかなかったんだよね… そんなちょっとした照れくささや、自分の犯した過ちの絶望さを隠すために、顔の火照りや体の重さを 体調のせいにして、必死に誤魔化そうとしてる感がもどかしい! まるで、自分はまだ支配されているままなんだ。何を持ってもダメなんだ。と言い聞かせているみたい… 続き楽しみにしてるねん🫶︎💕︎🙂🎐
人の優しさに慣れてないんだなぁ...、そういう🍵くん大好き🫶 僕は気のせいで済ませます(( 寝れないんでッ(((