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巨大な会議場。 円卓を囲む各国の代表。 壁一面の国旗。フラッシュの残光。 議長の開会宣言が響く。
ドイツ
落ち着いた声。 完璧な発音。隙のない姿勢。
アメリカ
ドイツ
コイツが殺人鬼なんて証言したって信じるようなやつは居ないだろう。
イタリア
日本
三人はいつも通り。
その様子を中国はじっと見ている。
中国
アメリカ
ドイツ
“抑止力”
その言葉に、中国の指先がわずかに強張る
中国
ロシア
日本
静かで、穏やかで、理性的。 …だが、
ドイツの視線が一瞬だけ細くなった気がした
ほんの一瞬だけだったが、 🇨🇳は見逃さなかった。
中国
イタリア
中国
イタリア
乾いた笑い。 だが笑いの奥に何かがある気がする
議論は続く。
フランス
ドイツ
日本
イタリア
言葉はすべて正しい。平和的。
中国
中国
中国
一気に乾いた一発が頭の中で フラッシュバッグする
🇨🇳の手が震える。
韓国
中国
アメリカ
その瞬間、ドイツ、日本、イタリアの三人が、ほんのわずかに視線を交わした。
一秒にも満たない。 だが確実に。 🇨🇳はそれを見た。
中国
ドイツ
日本
“強い措置”。 昼の会議では、ほとんど使われない言葉。
イタリア
笑顔
だが声色が…目が、ほんの少し暗い気がした。
会議は順調に終盤へ。
ドイツ
拍手。 議長が閉会を告げる。
人々が立ち上がり、ざわめきが戻ってきた
中国
🇨🇳は立ち上がれなかった。
中国
足音が近づく。
日本
中国
日本
優しい声音。
だが一瞬だけ_ 日本の瞳が、深く暗く沈む。 まるで底がないように。闇に染まったように。
🇨🇳は息を呑む。
中国
だが、瞬きをした瞬間、元に戻ってしまった。
日本
去っていく日本はまさに「模範的」 完璧な昼の背中だった。
中国
しかし、窓の外の太陽は ゆっくりと傾いていく。
光が赤く染まる。 その色は妙に濃く、不気味だった。
― 夕暮れ ―
会議場の外。 西日が長い影を作る。 ガラス張りの廊下が、赤く染まる。
人の気配はまばら。 遠くで各国の代表たちが 談笑している
イタリア
大きく伸びをするイタリア。
ドイツ
日本
穏やかな会話。 しかし、どこか乾いている。
赤い光が三人の横顔を染める。 その色は、まるで血のように濃い。
少し離れた位置から、 中国が歩いてくる。
足音が響く
中国
三人が振り向く。
ドイツ
中国
一瞬の沈黙。
イタリア
日本
あまりにも自然な会話 あまりにも速い反応。
中国
ドイツ
日本
淡々としている。
イタリア
またその笑顔 昼よりも薄く心がこもっていない。
中国
中国の視線が鋭くなる。
中国
廊下の窓。 夕陽が沈みかけている。 影が長く伸びる。
三人の影が、やけに濃い。
日本
ぽつりとそう言う。
中国
日本
その言葉に空気が一段と低くなる。
イタリア
中国
ドイツ
中国
ドイツ
その言い方は妙に冷たい。 少しの沈黙。
🇮🇹が🇨🇳の肩を軽く叩く。
イタリア
日本
ドイツ
言葉だけを聞けば優しい。 だが三人の視線はどこか遠くを 見ている。
中国は気づく。 彼らはもう“夜”を意識しているのだ
三人が歩き出し 足並みが揃い始める。
イタリア
ドイツ
日本
中国の足が止まる。
中国
三人が振り返る。 本当に一瞬だけ。 三人の目が同じ色になる。 冷たい、深い色。 まるで闇のような、そんな色に。
イタリア
微笑。だがその目は笑っていない。
中国
🇨🇳は背筋に寒気を覚える。
中国
三人の背中が遠ざかる。 夕陽が沈み、真紅が闇に染まる。
🇩🇪が小さく呟く。
ドイツ
日本
イタリア
“楽”
その言葉にわずかな高揚が混じる。
夜が近づくにつれて、 呼吸が揃い、 視線が鋭くなり、 歩幅が一致する。
理性はまだある。 だが、確実に薄まっていく。
遠くから見つめる中国。
中国
中国
完全に太陽が沈む。
街が夜に飲み込まれた
杏
杏
杏
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