-ワンダーステージにて-
司
…よし!次の公演はこの脚本にしよう!
えむ
わーい!みんなで決めたかいがあったね〜!!
寧々
うん、この脚本ならどこの世代の人達でも楽しめそうだしね…。
類
司くんを飛ばせないのは悲しいけどねぇ。
司
おい俺を飛ばそうとするでない!
えむ
あはは笑
寧々
ふふ、笑
ピピピピ ピピピピ
司
む?誰か電話がなっているぞ!
えむがスマホを取り出す。
えむ
あ!お兄ちゃんからだ!
えむ
ちょっと出てくるね。
寧々
うん、いってらっしゃい。
えむは頷くと少し遠くに歩いていってしまった。
司
お兄さん達から電話とは…何の用なんだろうな?
寧々
宣伝公演のことかな…?でもそれだったら直接来てくれるはずだよね。
類
忙しくて直接来れないんだろうねぇ。
司
まぁ、あの鳳家だしな。
寧々
…あ
寧々がつぶやく。
寧々が見ている方向をみるとえむが慌てた様子でこっちに走ってきた。
えむ
みんなー!大変だよー!
司
む!どうしたえむ!
えむ
あのねあのね次の宣伝公演の話なんだけどね!
えむ
えむ
…恋愛系のショーをすることになっちゃったんだよー!!
-事情説明中-
えむ
えっとね、次の宣伝公演の場所がね恋人さんたちのデートスポットで有名な「代々木公園」っていうところなんだけど…
えむ
そこの管理主さんから、
えむ
「恋愛系のショーをしてくれないでしょうか!」っていうリクエストがきたみたい!
司
うむ、なるほど。
司
確かにリクエストならば答えないといけないな!
司
よし、やろう!
えむ
でもでもー、
えむ
恋人さん役の人って誰がやったらいいのかなー?
寧々
…確かに。
類
このワンダーランズ×ショウタイムのメンバーに恋人は居ないからねぇ
司
うーむ、確かに恋人役がいなければショーも出来ないな。
寧々
…
寧々
ねぇ、えむ。
えむ
寧々ちゃんなーに?
寧々
その宣伝公演っていつするの?
えむ
えっとねえ、お兄ちゃん達から聞いた話だとねぇ1ヶ月後ぐらいらしいよー?
寧々
…ありがとう。
寧々
ねぇ、3人とも。
類
なんだい?寧々
司
ん!なんだ!
えむ
なーに?
正直、恋人を作る気は無いけど。
でも、公演を断るよりマシだよね。
多分みんなそれぞれ想いを持ってる。
その想いが合わさればこのショーだって成功できるはず。
寧々
1ヶ月後までに恋人を作らない?
「「「え?」」」