遅くなってすんません!!
スタート
▶抱きしめる◀◁◀ ▶謝る ▶???
桃
青
ギュッ
青
桃
桃
ドンッッ((押
桃
青
桃
俺は…ただ、励まそうとしただけ…?
同情した…?
いや…、ただの…偽善だったのかもしれない。
…だとしたら…
青
桃
本当に違うのか?
青
ガチャッ…バタンッ
扉の閉まる音と、喪失感が部屋に漂う。
いや、部屋ではなく…俺の中だったのかもしれない。
たった一つの光だった青。
よくあの子に似ていて、罪滅ぼしでもいいから助けたいと思った。
なのに…傷付けて…泣かせてしまった。
やっていることは他と変わらない…その通りだと思って言い返せなかった。
青視点
飛び出したはいいものの、行く場所もなければ帰る場所もない。
青
その瞬間、首輪から電流が流れた。
青
???
青
その後は…あまり覚えていないが、
また、元の生活に戻ってしまう…ということはよく分かった。
ガシャンッ…
戻ってきた場所には、血だらけになった…同じ堕天使がいた。
青
???
???
???
ガチャンッ…((閉める
青
青
ふわっ
青
飛んでいないのに、誰かに引っ張りあげられているような感じがした。
???
青
桃視点
またこの感覚。
あの日の…あの時の感覚。
今度こそは…
大切にしようと思っていたのに。
桃
桃
疲れた。
桃
そうだ…
死のう。
そうすれば…
楽になれる…?
…でも…痛いのはなぁ…
飛び降りなら…痛みも一瞬ってどこかで聞いたような…?
そんなことを考えながら、ここら辺から近い廃ビルを探しに出かけた。
青に嫌われた以上…罪滅ぼしも出来なければ、生きる理由すらもない。
桃
桃
こんなことで罪滅ぼしになる…なんて勘違いして、青を傷付けた。
俺の自己満に付き合わせようとしていた。
桃
桃
これで最後になるかもしれない。
最後に、あの子のお墓参りでも行こう。
桃
あの子の親戚の人にお墓の場所を教えてもらっていたのですんなりお墓までは行けた。
桃
桃
桃
桃
桃
桃
ギュ…
桃
後ろから抱きつかれている感覚。
桃
???
声しか聞こえないが、声が微かに震えていて、思わずこちらも涙が込み上げてくる。
???
青
桃
じゃあ…
あの天使の方は…
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
この青は…俺の知っている青じゃない。
そう直感で分かった。
そこからはとにかく走って…逃げるように墓からずっと遠くに走っていった。
あの後、謎の人に外まで連れて行って貰ったが、
辺りはまだ真っ暗。
青
もう…あの人間とも…関わることはない。
青
『今も綺麗だよ。』
『大丈夫!俺も手伝うから!』
『青は出来損ないなんかじゃないよ。』
あんな事言ってくれたのは桃だけだった。
元々、俺は天界でもそうだった。
俺は元々人間で…人間が天使になれる確率は相当低く、なれた場合は、上級天使のもっと上の、大天使というものになる。
だが俺は天使には向いてなく、仕事が出来なかった。
「自分の方が仕事を上手くこなせるのに、こいつが大天使なのが気に入らない」という理由で妬んだ上級天使にいじめられた。
だが、上級天使にいじめられても誰も出来損ないの俺の話なんて聞いてくれなかった。
折角俺の味方をしてくれる人が居たのに、それさえも振り払ってしまった。
俺にはもう味方はいない。
青
その時、こっちに走ってくる足音が聞こえた。
まさかまたあの男が…と思い振り返った。
桃
青
桃
青
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
さっきよりずっと気分が楽になった。
そんな気がした。
???
桃
青
???
青
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