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🌹 プロローグ ─赤い糸の始まり─
人は、生まれた瞬間から誰かと“赤い糸”でつながっているという
目には見えなくても、心の奥では確かに結ばれていて、人生のどこかでその糸が静かに引き寄せられる
――けれど運命は、ときに残酷で、 ときに優しい。
小学二年生のあの日。 夕日が街を赤く染めた公園で、 ひとりの少女は泣くことさえ忘れていた。
そんな彼の前に、 光みたいに現れた少女がいた
「大丈夫……? これ、使って」
小さな手で差し出されたハンカチ。 その一言で、 傷だらけの心に初めて“ぬくもり”が触れた
その瞬間、目に見えない赤い糸が―― 音もなく、ふたつの心を結んだ
時が流れ、傷は隠れ、 笑顔の裏に痛みは埋もれていく
少女は優しく強く育ち、 少年は優しさを演じることを覚えた
再会は偶然じゃない きっと“運命”が引き寄せた
彼はずっと、あの日の光を探していた 彼女は気づかぬまま、誰かの世界を救っていた
そして今、紬と菜月はもう一度、 同じ夕日の下に立っている
紡がれなかった言葉も、涙も、孤独も、 すべてはこの瞬間へ向かっていたのかもしれない
――これは、運命の赤い糸を “ふたりで結び直す”物語
傷ついた心が救われ、 迷った糸がたぐり寄せられ、 ふたりが本当の愛を知るまでの、 優しくて切なくて、そして美しい恋のはじまり
🌹登場人物紹介
🥀⋆紬(つむぎ)/主人公
誰にでも優しく分け隔てなく接する、あたたかい心を持つ女の子。 相手の痛みにすぐ気づきそっと寄り添える その優しさが“誰かの運命”を大きく変えることになるとは知らずに、 日々を穏やかに過ごしている。 映画や小説が好きで、運命や恋愛の話になると少し照れる。 過去に出会った少年のことは覚えていないが、 彼女にとってはずっと“光のように誰かを救える存在”。
🥀⋆菜月(なつき)/ヤンデレだけど優しい青年
幼少期、毒親のもとで育ち、 “愛”というものを知らずに生きてきた少年。 ストレスや孤独が積もり、自傷行為だけが “生きている証”になっていた過去を持つ。 そんな彼を救ったのは、夕方の公園で出会った幼い紬。 あの日差し出されたハンカチと、心配してくれた声が、 彼の世界に初めて“色”をくれた。 再会後は、優しくて常識的な「良い友達」を演じているが、 心の奥ではずっと紬のことだけを見てきた。 共通の好きな作品や考え方を話す時間が何より幸せ。 本当は誰よりも不器用で、誰よりも純粋に紬を想っている。
🥀⋆その他(名前なし)/世界の背景として登場
• 菜月の母 毒親。菜月の心を追い詰めた存在として記憶にのみ登場。 物語の暗い部分をつくる象徴的な人物。 • 紬と菜月のクラスメイト ふたりの仲の良さを見守る存在として背景で登場。 紬を友達思いだと感じている。