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no side

相澤

無ノ井は面会拒否でした。

オールマイト

そうだったか…

オールマイト

いくら実力があるとはいえ、無ノ井少女も高校生。

オールマイト

悩む時間も必要だろう。

オールマイト

先に無ノ井家を訪問しようか。

相澤

はい。

炎天下の中、雄英教師たちは二学期から始まる寮生活についての説明をするため、

家庭訪問をしていた。

あと残るは入院中のため後回しにしていた無ノ井のみ。

半場強制的に編入させた挙句、

林間合宿では前例を見ない個性増強剤の被害に遭わせてしまった。

無ノ井は普通科に戻る可能性が高い。

このような事件に遭わせたからには

無ノ井の意向を尊重すべき。という判断にくだった。

相澤

…もう無理強いはできませんね。

タクシーの中で現役を引退し、痩せ細ったオールマイトに相澤が言った。

オールマイト

あぁ。無ノ井少女が選ぶことに口出しはできないね。

“守りきれなかった”

という思いは雄英教師全員がおっていた。

ここにいる2人の教師も

口に出さずとも“それ”をひしひしと感じていたのだった。

無ノ井side

看護師

田中さん!田中太郎さん。検診の時間ですよ〜

1週間高熱にうなされた後

警察病院での取り調べもすみ、

現在私は検査入院をしている。

なにしろ個性増強剤を打たれたのだから、

簡単に退院させてくれないのだ。

??

無ノ井?

無ノ井

診察室から出た私は

ふと誰かから声をかけられ、振り返った。

熱はもう大丈夫なのか?

ずっとうなされてたって聞いた。

私に声をかけたのはクラスメートの轟焦凍だった。

現在私は面会拒否。義理の家族でさえもだ。

自分から面会拒否をしたのに、

1人でいるのは何だか怖くて私は轟を部屋に入れた。

無ノ井

轟はなんでここに?

母さんの見舞いだ。

無ノ井

この病院だったんだ…

無ノ井

オールマイト、引退したんだってね。

無ノ井

ニュースで見た。

あぁ。

無ノ井

次のNo. 1はエンデヴァーだろうね。

…不本意だけどな。

無ノ井

みんなはもう無事?

あぁ。無事だ。

無ノ井は大丈夫か。

無ノ井

見ての通りよ。

無ノ井

熱も下がったし、もう大丈夫、

…そうか。

無ノ井

お見舞いまだなんでしょ?

あぁ。

無ノ井

じゃあ行って来なよ

じゃあ。

無ノ井

うん。

無ノ井

さようなら。

部屋の中。1人窓を開ける。

風が吹いてきて気持ちよかった。

景色がいいな。

病院の、

6階から見た景色は。

無ノ井

………。

轟side

……

なにかが引っかかる

無ノ井の様子が変だった。

いつもみたいに自信満々って感じじゃない。

今日は気が滅入ってるようだった。

(なにか、いつもと違うところ______)

じゃあな無ノ井。

無ノ井

ん。またね

蛙吹

蛙吹

じゃあね。宵ちゃん。

蛙吹

まあ明日。

無ノ井

うん。また明日〜

じゃあ。

無ノ井

うん。

無ノ井

無ノ井

“ さようなら。”

______!

俺は無ノ井の病室に急いで向かった。

なにか、

嫌な予感がして。

天上天下唯我独尊

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コメント

13

ユーザー

第一章前編完結おめでとうございます!!もうこんなに経ってしまったのか…くそっ 次回も楽しみですぅぅぅぅ(*」´□`)」

ユーザー
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