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闇の中でも笑って見せて...

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闇の中でも笑って見せて...

第16話 - 十五話

311

2024年11月29日

#七瀬陸

#月雲了

#アイナナ

#陸愛され

#ŹOOĻ

ヒュプノス(自称📜)

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311

ヒュプノス(自称📜)

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七瀬陸
闇の中でも笑って見せて...
#16 十五話 / ヒュプノス(自称📜)

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姉鷺

天、ちょっといい？

天

！

天

どうかしましたか？姉鷺さん。

姉鷺

あなたに話がある人がいるのよ。

天

僕に...ですか？

姉鷺

えぇ。

姉鷺

確か...鵜原さんだったかしら...？

天

！

姉鷺

この後オフよね？

姉鷺

何も予定がないなら...

天

大丈夫です。

天

今、いらしているんですか？

姉鷺

え、えぇ。

天

すぐに通してください。

姉鷺

わ、分かったわ。

姉鷺

ちょっと待ってて...。

天

(鵜原さんが...)

天

(陸に関してのことかな...？)

ガチャ

天

！

鵜原(うのはら)

こんにちは、天君。

鵜原(うのはら)

急にごめんね。

天

全然大丈夫です。

天

それで...

天

話って...？

鵜原(うのはら)

あぁ。

鵜原(うのはら)

陸君のことでね。

天

！

天

何か...あったんですか？

鵜原(うのはら)

あったというか...

鵜原(うのはら)

あの後、僕のほうでも

鵜原(うのはら)

少し調べてみたんだけどね...。

鵜原(うのはら)

そしたら意外なことが分かってね...。

天

...？

鵜原(うのはら)

陸君と養子縁組を組んでる

鵜原(うのはら)

月雲さんと

鵜原(うのはら)

君をテレビで見つける前に

鵜原(うのはら)

出会っていることが分かったんだ。

天

...！

鵜原(うのはら)

それに

鵜原(うのはら)

最初は養子縁組を

鵜原(うのはら)

陸君は断っていたんだ。

天

！

鵜原(うのはら)

だけど、その月雲さんと

鵜原(うのはら)

出会ってから、陸君は

鵜原(うのはら)

雰囲気も暗くなってしまったし、

鵜原(うのはら)

養子縁組を受け入れたんだ。

鵜原(うのはら)

天君なら

鵜原(うのはら)

何があったか

鵜原(うのはら)

なんとなく分かるかな？

鵜原(うのはら)

僕は月雲さんが

鵜原(うのはら)

どんな人物かが

鵜原(うのはら)

詳しくわからないから

鵜原(うのはら)

何があったのかよくわからないけど...。

鵜原(うのはら)

どうかな？

天

...なんとなくなら

天

分かります。

鵜原(うのはら)

！

鵜原(うのはら)

そうか。

鵜原(うのはら)

良かった。

天

わざわざ、ありがとうございます...。

鵜原(うのはら)

いいんだよ...。

鵜原(うのはら)

少しでも力になれたらと思ってね...。

天

...どうして

天

...ですか？

鵜原(うのはら)

もう一度...

鵜原(うのはら)

陸君の心からの笑顔が

鵜原(うのはら)

見たいんだ。

天

！

鵜原(うのはら)

陸君はうちに来てから

鵜原(うのはら)

あまり笑わない子だったんだけど...

鵜原(うのはら)

一回だけ

鵜原(うのはら)

心から笑ってるところを見たんだ...。

鵜原(うのはら)

今思えば...

鵜原(うのはら)

あの時...何かを見て笑ってたな...。

鵜原(うのはら)

...頑張ってね。

天

...ありがとうございます。

天

必ず、助けてみせます！

天

僕も、陸の笑顔が

天

大好きなので...

天

もう一度見られるように

天

絶対に...！

鵜原(うのはら)

あはは

鵜原(うのはら)

頼もしいね。

鵜原(うのはら)

それじゃあ、

鵜原(うのはら)

失礼するよ。

数日後

天

...これが僕がこの間聞いたことかな。

天

月雲の暴走を止めるためには

天

陸を止める必要がある...。

天

一度、陸と話し合えたらいいんだけど...

悠

...できなくは

悠

ないんじゃない？

トウマ

そうだな...。

天

え？

天

でも、接触は難しいんじゃ...。

巳波

えぇ。

巳波

普通には、難しいですね。

天

？

天

どういうこと？

トウマ

実は...

トウマ

―――――...。

トウマ

――――――...！

狗丸トウマたちは

今度、月雲が計画してることについて

色々話してくれた。

内容は

今度行われる

大規模の音楽フェスに

僕らが出演する予定だが

そのフェスに

出演させないという計画だった

いわゆる誘拐だ

天

なるほど...。

天

なら、先手を打って

天

そのフェスにもともと

天

出演しなければいいだけだね...。

トウマ

そうそう...って

トウマ

は⁉

トウマ

そんなんこと出来るんっスか⁉

天

まぁね。

天

まだ僕たちはその仕事について

天

何も聞かされていないから

天

可能ではあるね...。

トウマ

な、なるほど...？

天

...ねぇ、君たちに一つお願いがあるんだけど。

トウマ

な、なんですか...？

トウマ

お、俺達にできるなら...。

天

...。

飛ばしてフェス当日

天

それで...

天

僕たちは何をすればいいの？

トウマ

あ、えっと、

トウマ

今から行く建物に

トウマ

陸に来るように言ってるので

トウマ

そん時に話してください...！

天

！

天

分かった。

天

色々とありがとう...。

トウマ

いえ...

トウマ

俺たちのほうこそ

トウマ

ありがとうございます...！

天

？

トウマ

あ！

トウマ

着きましたよ。

天

...大通りからは外れたところにある建物だね...

天

人気が少なそう...

トウマ

ここは一応了さんの

トウマ

所有物？みたいなもので...

天

なるほどね...

トウマ

じゃあ、俺は外で待機してますね。

天

分かった。

数分後

陸

！

陸

トウマ。

陸

急にどうしたの？

トウマ

あ！陸

トウマ

ちょっとな...

陸

？

陸

計画のほうは？

陸

大丈夫なの？

トウマ

あぁ。

トウマ

それで、陸に

トウマ

会いたいって人がいて。

陸

俺に？

陸

誰？

トウマ

よくわからない人だ

陸

大丈夫なの？それ。

陸

すごく怪しいよ。

トウマ

大丈夫だとは思うよ

陸

本当に？

トウマ

何かあったら俺がいるしな。

陸

...なら、いいけど。

ガチャ

トウマ

お待たせしたっすス！。

天

！

陸

...？

陸

........⁉

天

久しぶり、陸

天

仕事以来だね。

陸

な、なんで...？

天

僕らは出演しないからね。

陸

...え？

陸

ど、どうしてそれを...？

天

ちょっとした小細工だよ。

陸

？

天

それよりも、今日は

天

陸と話がしたくて、狗丸トウマに

天

無理言って

天

願いしたんだ。

陸

...話？

天

そう。

天

きちんと話をしよう、陸。