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映画館を出た後は、少しショッピングをすることになった。
歩いていると、香水のお店の前で高瀬君が足を止める。
高瀬悠真
雨宮結衣
店内に入り、二人でいくつか香りを試していく。
高瀬悠真
雨宮結衣
並んだ香水を見ながら歩いていると、ふと、一つの香りで手が止まった。
……あ。
藤原さんの匂い。
いつもバイクに乗せてもらう時、藤原さんからふわっと香る匂いだった。
高瀬悠真
雨宮結衣
高瀬悠真
高瀬君も香りを確かめるように、もう一度試す。
結局、今日はいいかな、と何も買わずに店を出た。
その後もなんとなくお店を見て回る。
高瀬悠真
雨宮結衣
高瀬悠真
高瀬悠真
雨宮結衣
駅まで一緒に歩いて、その日は解散した。
家に帰ると、そのままベッドに倒れ込む。
雨宮結衣
…………。
自分の口から出た言葉に、ハッとする。
高瀬君とのデートだったのに。
ずっと楽しみにしてたのに。
帰ってきて最初に出た言葉が 『疲れた』
なんて……。
私、最低だ……。
映画では寝ちゃったし、今日だって結局、ちゃんと話せてたのかな。
高瀬君はずっと優しかったのに。
……私、何やってんだろ。
コメント
1件
うわあ…この第33話、めっちゃ刺さるわ。 映画館での寝落ちといい、藤原さんの香りに反応しちゃうところといい、結衣ちゃんの心の揺れが生々しい。高瀬くんはずっと優しいのに、自分の本心に気づいて「疲れた」って呟いちゃうラスト、切なすぎる……。 月詠涼さん、このモヤモヤしたリアルな感情描写、ガチで好みです🔥