ヒロくんは疲れたのか寝息をたてて眠っていた。
次第に窓の外は月の小さな光に包まれた
あと、数時間後___僕は__
ゆあんくんが望んだこと…… 分かっていても怖い。
またゆあんくんに会いたい。声を聞きたい。
だからもう生きたくない___
蛙野 柴
先生のその一言が耳障りでゆあんくんを 離したくなかった。
蛙野 柴
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
分かってた。全部全部、もう無駄だって
でも、僕のなにかが壊れて 先生の腕を思い切り引き剥がした。
灰川 洋
僕の声で目を覚ましたヒロくんも 僕を必死に止めてくれた
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
灰川 洋
灰川 洋
灰川 洋
そう言ってヒロくんは僕の胸に手をあてた
声も出せなくなってただただ涙を流した。
ギュッと服を握りしめて幼児のように大声で泣いた。
ボサボサの髪をヒロくんは優しく撫でて 手をバッと広げた
そのままヒロくんの胸に飛び込んで 目をゆっくり閉じた
目を開けるとベッドに横たわって寝ていた。
蛙野 柴
蛙野 柴
蛙野 柴
酸素マスクで口元は覆われていて喋りにくかった。
返事と共にコクッと相槌を一つうった。
蛙野 柴
蛙野 柴
蒼田 直輝
ひ弱な声で返事した。
蛙野 柴
:
なおきりさんッ___
ありがとうございましたッ__
そう僕に告げて光の奥へと進もうとする少年。
そして周りにいる男性と女性
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
蒼田 直輝
二人で待っていてください____
僕はゆあんくんと一生をすごします____
両親はニコッと笑って僕達に手を振った
涙を堪えがらゆあんくんと並んで光に背を向けて 歩き続けた。
:
パッと目を開けるとあたりは明るく、清らかな空には小さな小鳥の歌が響き渡っていた。
身動きなんて取れない。
喋る気力なんて無い。
でも、僕にはゆあんくんが付いてる
僕の花はゆあんくん
僕の花は僕にある___
♡180 NEXT……
コメント
9件
好きすぎるから1000まで押しといた(👍=͟͟͞͞👍=͟͟͞͞👍^o^)👍=͟͟͞͞👍=͟͟͞͞👍=͟͟͞͞👍=͟͟͞👍
割とガチで涙出てきた() ねぇほんと感動する...泣かせにきてるでしょっ!?こちとら親の前なんだよ!?(?) がち書き方といいストーリーといいほんと全てが神ってる。まじ大好き