恐怖症シリーズ

幸せ恐怖症

幸せになることが怖い。

幸せな空間にいることが怖い。

自分は幸せになるなんて馬鹿らしいと思った。

俺は幸せにならない方がいいと思った。

こんな空間は嫌いだ。

幸せみたいな感じで、怖い。

みんなに嫌がられたくなかった俺は元を隠し、笑顔でいた。

上手くできてるのかは分からないけどみんなは何も言ってこないから別にいい。

正直こんなの辞めたい。

苦しい。こわい。

幸せになんかなりたくない。

この空間だって嫌だ。

幸せになったら不幸が起きる。

俺に幸せになるなんて無理だ。

しんどい。

くるしい。

こわい。

もしも、、俺が暴走したらみんな離れていくかな。

嫌われて、ここに居れないようになるのかな。

そんなの、、最高じゃん。

幸せになる資格なんてない。

俺なんか不幸のままでいいんだ。

俺なんて...。

なんで俺なんだよ。

不幸にならなきゃ。幸せにはなりたくない。

幸せになんか、ｯなりたくなぃ、！

次の日。

俺は嫌われるようにみんなを無視したり、拒否したりした。

これなら、みんな俺を嫌うでしょ？

早く嫌って。不幸にして。

幸せな空間にいたくない。

早く嫌ってよ。お願い、。

もう苦しいの。この空間にいることも、幸せになることも。全部、全部！！

最近は吐くようにもなった。

何も食べてないせいか胃液だけがでてくる。

でも不幸にならなきゃいけない俺にはあってることだ。

ﾀﾞｯ

そうだよ。そうやって嫌ってればいいの。

俺をこれ以上幸せにさせないで。

不幸にさせて。

なんで嫌ってくれないの。

ｷﾞｭｯ

なんか勘違いしてたのかもしれない。

俺は幸せになっていいんだ。

不幸にならなくていいんだ。

こんなになるまで考えなくてよかったんだ。

俺、幸せになれるかな。

苦しまないで大丈夫なのかな。

強く、なりたぃ、。

月島、暖かいな。

なんか、、久しぶりだ。

俺はちょっとずつだけど幸せな空間にいることができるようになった。

でも時々苦しくなる時や、辛いと思った時がある。

その時は月島に抱きついて泣いた。

月島といると何故か、きが楽になる。

なんでだろうな。

少しずつ頑張っていこう。

きっと大丈夫だから。

月島も、みんなもいるから。

【恐怖症シリーズ】完結しました！！

ここまで読んでくれてありがとうございます！！

また新しい作品で会いましょう！！