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愛が重いよ、金満君。

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愛が重いよ、金満君。

2 - 好きな事で生きていく。

♥

17

2024年02月29日

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善光 優斗

金満君の爆弾発言があった午前中を終え、やっと昼休みがやってきた。

金満 潤

優斗!お昼!ご飯!食べよ!!

銭場 守

なぁ、お前そんなキャラだっけ?

善光 優斗

「あぁ、お弁当ね。」

善光 優斗

僕は二人にお弁当を渡すと、二人はすぐにガツガツと食べ始めた。

銭場 守

うんまい!

善光 優斗

「ありがと〜。」

金満 潤

銭ゲバ。優斗はな、俺の為に弁当を作って来てくれるんだ。お前なんてついでなんだからな!!

善光 優斗

「そんなことないよ。」

銭場 守

へーへー、そりゃありがたいこって。

金満 潤

フンッ…!優斗も優斗だ!何で恋人でも無いのに弁当をやるんだ!優斗は俺と付き合ってるんだぞ!

善光 優斗

「だーかーらー!付き合ってない!!土曜日言ったじゃん、そういう関係になれないって。」

金満 潤

優斗、熱い夜を過ごした中じゃないか…。お互い肌を重ねあって、繋がっただろ?

銭場 守

マ?

善光 優斗

「してない!!いや、一緒には寝たけど、行為はしてないじゃん。」

銭場 守

一緒に寝たのは事実なんか…。

善光 優斗

「何というか…いろいろあったの!」

金満 潤

あぁ、"いろいろ"あったな…。

銭場 守

マジか…。

善光 優斗

こ、コイツゥ…。

善光 優斗

言ってやろうか、お前に襲われたって。

善光 優斗

…いやけど言えないよなぁ。いろいろありすぎて、説明出来る自信無いし。

善光 優斗

「ほ、本当に何も無い!そういう関係じゃない!ただの友達だから!!」

金満 潤

今はまだ、"友達"だな。

善光 優斗

「やめろ!怒るよ!!」

金満 潤

うっ、うう…ひっぐ…うぇーーん!

銭場 守

おい何か泣き出したぞ。

善光 優斗

「もうほっといたらいいよ。それより、お昼食べよ。」

銭場 守

そうだな。

金満 潤

うぅ…うぐっ、ひっぐ…。

善光 優斗

僕と銭場君は泣きじゃくる金満君をスルーして、お弁当を食べ進めた。

善光 優斗

「そういえばさ、銭場君って部活何か入ってる?」

銭場 守

入ってねぇな。放課後はバイトがあっから。

善光 優斗

「そうなんだ…。いや僕さ、部活入ろうかなぁって思って。」

銭場 守

ほーん、何やんの?

善光 優斗

手芸部とか入ろうかなぁ。僕趣味だし。

金満 潤

優斗〜、さては俺の為に花嫁授業か?

善光 優斗

「違うよ。」

銭場 守

いや…手芸部はちょっと…やめといた方がいいぞ。

善光 優斗

「え、何で?」

銭場 守

あそこthe女社会って感じだし。お局生徒が二人もいて、派閥争いあるらしいぞ。

善光 優斗

「高校生の時点でお局の片鱗見せてる奴いるの?!こっわ!!」

善光 優斗

「えー、じゃあ調理部!もっと料理のレパートリー増やしたいな!」

金満 潤

優斗そんなっ!俺の為に…!!ヤバい…イく…!!

善光 優斗

「違うってば、しつこいなぁ。」

銭場 守

調理部今部活やってないぞ。

善光 優斗

「あれ?無かったっけ?」

銭場 守

今は部活動停止中。文化祭の時にマフィン販売したけど、それで食中毒起きたんだよ。だからしばらく部活しないんだとよ。ちなみに、この一件をデスマフィン騒動って、呼んでる。

善光 優斗

「そんなヤバい事起きてたんだ。」

金満 潤

優斗…俺のち○○からも、糸を引いてるぞ…!

善光 優斗

「だぁっらっしゃい!引っ叩くよ!!」

金満 潤

うぐっ…ふふぇ…うぇーん!!

善光 優斗

コイツ…すぐ調子乗るくせに、何で怒ったらすぐ泣くんだよ。泣くくらいなら最初からするなよな…。

善光 優斗

しかし、この二つのうちどっちかやろうかって思ってたから、困ったな…。部活どうしよ。

善光 優斗

「何かオススメの部活ある?」

銭場 守

ボードゲーム部は?裏で賭博やってて面白いぜ。

善光 優斗

「それ違法じゃない?やだよ。」

銭場 守

んじゃ…軽音部。この前浮気がどーたらこーたらで、一人刺された。

善光 優斗

「そんなんあったの?!!怖いよ!却下!!」

銭場 守

んじゃ茶道部。外部講師がめっちゃ昭和思考で、めっちゃ体罰してくる。

善光 優斗

「この学校の部活どうなってんの。全部ロクでもねぇな。」

銭場 守

スポーツ関連は平和らしいぜ。昔、熱中症大量に出しまくって、そっから指導が緩くなった。

善光 優斗

「スポーツはいいかなぁ。あんま得意じゃないし。」

銭場 守

バイトすりゃいいじゃん。金入るし、時間も潰せるし。

金満 潤

優斗、俺の家に来なさい。手芸でも料理でもセッでも、好きなだけさせてやる。

善光 優斗

「最後だろ、本命はよぉ。」

善光 優斗

「でもなぁ…うーん。」

善光 優斗

「僕ね、中学の頃部活してなかったから、高校からはしたいんだよね。」

銭場 守

何で中学の頃しなかったん?

善光 優斗

「…話すと長くなるよ。それでもいい…?」

銭場 守

じゃあいいや。そこまで興味ねぇや。

善光 優斗

「あ…うん。」

銭場 守

まぁ手芸部とか、善光男なんだし、我関せずみたいな態度取り続けたら意外といけるんじゃね?知らんけど。

善光 優斗

「いや、うーん。それでもなぁ…。」

金満 潤

優斗だから言ってるだろ!俺の家に来なさい。俺が教えてやるから!手芸だろうが料理だろうが子作りだろうが、全部俺わかってんだから!

善光 優斗

「なんか他にないかなぁ…。運動部じゃない、文化系の面白そうな部活。」

金満 潤

なんで無視するの…?ひっぐ…うぅ…。

???

そりゃもう動画投稿部しかないやろ。

善光 優斗

「何それ?」

善光 優斗

「ん?いや、誰?!」

善光 優斗

気がつくといつのまにか、二人の男が椅子を持って参戦していた。

善光 優斗

一人は小柄で黒縁の眼鏡をかけている。髪を遊ばせていてチャラそうな感じだ。

善光 優斗

もう一人は、その真逆。目元はクマが出来ていて、ギョロッとしている。髪はマッシュ…というより、まんまキノコ!ヘアーだ。

絵馬 海龍

どうも!絵馬海龍です!!名前だけでも覚えてや!

木生 葉

木生葉…。クラスメイトに名前覚えられてなくて草。

銭場 守

悪いな、善光は人を損得勘定で選ぶから、どちらでも無い人間に興味持てない奴なんだよ。

善光 優斗

「んなことないよ!」

絵馬 海龍

へぇ〜、心が無いんだな。冷たい奴やなぁ。

善光 優斗

「冷たくないし、心あるわ!」

善光 優斗

「って、そんなのはいいよ!二人とも、何か僕らに用なの?」

絵馬 海龍

あぁ。なぁ、動画投稿部入らん?

善光 優斗

「動画投稿部?何それ?」

絵馬 海龍

動画投稿部は、チューブとかワラワラ動画、プニッチとかに動画投稿したり、生配信したりすんねん。

善光 優斗

「えっ!すごいね!チューバーみたいだね!」

絵馬 海龍

チッチッチ、チューバーみたいやなくて、チューバーなんやで!

善光 優斗

「えっ!絵馬君チューブやってるの?」

絵馬 海龍

やってるやってる、ちな登録者数何人やと思う…?

善光 優斗

もしかして、僕が知らないだけで、この二人めっちゃくちゃすごいのかも…!

善光 優斗

「もしかして、100ま…」

絵馬 海龍

なんと!5万人!!

善光 優斗

……

銭場 守

……

善光 優斗

「ごっ、5万人!?え、すっご!!めっちゃくちゃすっごいね!!え、すっご!芸能人じゃん!」

銭場 守

善光無理すんなよ。

絵馬 海龍

そんな褒めんといてくれや!!照れてまうやろ!!

金満 潤

今日日100万人なんてざらにいるだろ。100万人いても知名度が低い奴もいる。お前5万人でよくそんな態度出来るよな。

絵馬 海龍

これだからパンピーは。無名から5万人も登録者作れんの、なかなかやろ。

銭場 守

財閥の御曹司をパンピー扱い出来るんすげぇよ。

善光 優斗

「金満君は過程飛ばして結果重視みたいなとこあるからね。僕も5万人は本当にすごいと思うよ。」

金満 潤

優斗、よくわかってるじゃないか。お前を手に入れる為なら、俺は手段を選ばないからな。

善光 優斗

「金満君お弁当全部食べれたの?偉いねぇ!僕も作った甲斐があったよ!」

金満 潤

ゆうゆ!ゆ!ゆ!ゆゆゆー!!

絵馬 海龍

なぁ、コイツこんなキャラやったっけ?

銭場 守

そいつ元から頭イカれてただろ?それが別の方向にイカれただけだから、問題無い。

絵馬 海龍

ほーん、まぁええわ。

絵馬 海龍

なぁ、お前ら。オレらと一緒にクリでエイティブな仕事しようぜ!

善光 優斗

「いいなぁ!何だか面白そうかも!」

銭場 守

ん?"お前ら"?

銭場 守

ひょっとして、俺と金満も入れっつってる?

金満 潤

あ"?

絵馬 海龍

言ってる。

銭場 守

悪いな、俺バイトあっからパス。つか、善光だけでいいだろ。

金満 潤

俺も優斗も入るわけないだろ暇人ども。優斗は金満家の人間に相応しくなれるように俺が教育してやらなくちゃいけないんだ。お前らのクソオ○ニーに付き合ってる暇は無い。すっこんでろ有象無象。

絵馬 海龍

えーやんけ!頼むわ!

絵馬 海龍

部活作んのに部員が5人いんねん!お前ら入ってくれたら丁度人足りるし!!ホンマ頼むわ!一生のお願い!

善光 優斗

まだ部活出来てなかったんだ…。

銭場 守

何で時間も金も奪われる部活なんざしなきゃなんねぇんだよ。お断りに決まってんだろ。

金満 潤

話にならないな。俺にメリットが無いし、俺も優斗も忙しい。

善光 優斗

「ナチュラルに僕も含めないで、金満君。」

木生 葉

…んじゃメリット言えばいいの?

善光 優斗

今まで静かにしていた、キノコ!ヘアーの…木生君が急に喋った。

木生 葉

銭場…別に部費は払わなくていいよ。ただ週に一回、部活の集まりに参加して欲しい。1〜2時間でいいから。

木生 葉

金満…善光入るっつってんだし、入ったら?そしたら善光と一緒に"部活動"出来るだろ?

金満 潤

別に、"部活動"じゃなくても、俺の家で"課外活動"出来るだろ。部活にこだわる必要は無いな。

善光 優斗

「絶対行かないからね。何されるかわかんないし。」

木生 葉

だとよ金満。

金満 潤

黙れ、優斗は照れているだけだ。俺以外の奴がいるから正直になれないだけ。二人っきりの時は、優斗は素直で可愛いんだぞ。

善光 優斗

見せてたまるか、んな馬鹿みたいな姿。

銭場 守

え〜、めんどくせぇよ。

木生 葉

しょうがねぇじゃん。ちゃんと人数揃って活動しねぇと、目ぇ付けられるんだから。

善光 優斗

「銭場君、一緒にやろうよ。」

銭場 守

え〜、ダルイって。

善光 優斗

「僕部活ある日はお菓子作ってくるよ!銭場君にもあげるから!」

銭場 守

女子かテメェは。

金満 潤

優斗、俺のは?

善光 優斗

「金満君も一緒に部活入るでしょ?お菓子一緒に食べようね。」

金満 潤

入りゅ!入りゅ!ハメ撮りすりゅ!!

善光 優斗

「しないよぉ。」

善光 優斗

「けどこれで人数揃ったね。僕ら3人参加するよ!」

銭場 守

俺入るって、一言も言ってねぇけど。

金満 潤

銭ゲバ黙れ、参加しろ。そしてさりげなく、俺と優斗を良い感じの空気に誘導するんだ。お前の仕事はそれだ。

銭場 守

え〜はぁ…わぁったよ…。

絵馬 海龍

っしやぁ!!決まりやな!!それじゃ放課後、申請しに行くぞ!!

絵馬 海龍

先生お願いします!オレらの顧問になって下さい!!

常安先生

嫌です、先生の仕事をこれ以上増やさないで下さい。

善光 優斗

放課後、僕と金満君、絵馬君、木生君と一緒に職員室にやって来た。銭場君は、バイトだそうだ。

絵馬 海龍

先生、生徒がこんだけやりたいって言ってるんですよ…?生徒の自主性ってのを尊重してあげましょうよ。

常安先生

自主性だが何だかしらねぇけど、別にそれ部活じゃなくても出来るだろ?勝手にやってろよ。

善光 優斗

「……絵馬君って、普通に喋れるんだ。」

木生 葉

あいつビジ関(ビジネス関西弁)だぞ?

善光 優斗

「あ〜そうなんだ。ちょっと違和感あるなぁとは思ったけど。」

善光 優斗

先生と絵馬君の話はかなり熱が入っているようだ。

絵馬 海龍

先生中年だからご存じじゃ無いと思うんですけど、今時のチューバーは、みんな何かしらの企業に所属してるんですよ!だからオレらも部活に所属したいんです!

常安先生

企業と部活一緒にすんなよ。そんなに所属してぇなら、存在する企業に応募すりゃいいじゃないか。

絵馬 海龍

オレはここがいいんです!ここで働かせてください!!

常安先生

千尋かおめーは。

絵馬 海龍

周り見てくださいよ先生。先生以外の先生は、みんな何かしらの部活の顧問やってるんですよ?先生恥ずかしくないんですか?一人だけ、ズルしてるなぁとか無いんですか?

常安先生

そういう同調圧力やめてくんない?何で教員職がブラックだのあーだこーだ言われるのか教えてやろう。こういう事してっからだぞ。

常安先生

先生はね、革命を起こそうと思ってる。教員職に。部活なんて外部講師にやらせればいいんだ。何でこんなボランティアやんなきゃなんねぇんだよ。先生は、絶対に、やりません。

絵馬 海龍

先生の人生なんて、もう学校と家の往復しか無いでしょ?若者の人生応援しましょうよ!そしたら先生の人生も変わりますって!

常安先生

ぶっ飛ばすぞ、テメェはよぉ。

常安先生

もう早くあっち行け!これ以上なんか喋るんだったら、金取るぞ!!何でもかんでも無料でやって貰えると思うな!

絵馬 海龍

アンタそれでも教師かよ!これだから大人は、オレら子供の夢を潰すよな!

常安先生

お前高校生だろ?!!何ガキぶってんだよ、キモっちわりぃな!!
早くあっち行け!

絵馬 海龍

バーカ!!ウンコ!!先生のウンコ!!

常安先生

バーカ!バーカ!クソメガネ!!

善光 優斗

…僕はいつまでこんな低レベルな戦い見ないといけないんだ。

学年主任

常安先生、お話中すみません。ちょっといいですか?

常安先生

バーカ!バー…あ、すみません、はい。

学年主任

吹奏楽部の先生がね、産休に入ったんですよ。常安先生、部活の顧問やってませんよね?

常安先生

え…いやあの…。

学年主任

しばらくの間、吹奏楽部の事お願いします。吹奏楽部は朝練と土日に練習もありますので、それもよろしくお願いします。

常安先生

えっと…あの…。

学年主任

何か?常安先生部活何も担当されてませんよね。こういう時はお互い様。助け合いですよ。大人なんですから、理解していただけますよね?

常安先生

……。

木生 葉

今とんでもない闇を見せられてるよな。

善光 優斗

「……だね。」

常安先生

……ません。

学年主任

はいぃ?

常安先生

すみません!実はこいつらが部活の顧問してくれって!!

絵馬 海龍

んうぇ?

常安先生

本当は吹奏楽部のお手伝い出来たらいいんですけど…。

常安先生

けどこれだけ必死に頼まれたら、大人としては断れないっていうかぁ!

常安先生

生徒の自主性を尊重してやるのが、我々、教師の仕事。…じゃないですかぁ。

絵馬 海龍

誰かさっきの録音してる奴おらんの?聞かせたれや。

学年主任

そうですか…なら別の方にお願いします。お話中に失礼しました。

善光 優斗

そう言うと学年主任の先生は、別の先生に声をかけに行った。

常安先生

ったく、しゃーねーな。なってやるよ、顧問にな。

絵馬 海龍

……。

絵馬 海龍

なぁ、別の先生に頼み行こうぜ。

常安先生

まぁまぁまぁ。友達だろ?仲良くしよう。

絵馬 海龍

教師と生徒やろ。何言うてんねん。

常安先生

ほら、ほらこれ。申請書。ここに、部活名。メンバー。活動内容書いて。

善光 優斗

先生に急かされ、僕らはしぶしぶペンで書いた。

善光 優斗

「ほら金満君も、いつまでも僕のお尻触んないで。もう充分触ったでしょ。」

金満 潤

くぅーん。

善光 優斗

名残惜しそうに、金満君は僕のケツから手を離した。そして最後に金満君の名前が書かれる。

常安先生

銭場の名前は…もう俺が書いときゃいいか。

常安先生

部室は明日良いとこ用意してやるから、あばよお前ら。

善光 優斗

先生はシッシと猫を追い払うように僕らに向かって手を振ると、また職員室に来た時のように、パソコン作業へと戻った。

絵馬 海龍

っし!ノルマ達成や!今日はもう解散!明日から動画投稿部、始動や!!

善光 優斗

次の日の放課後、僕ら5人は先生に連れられて部室に向かっていた。昨日先生は部室を用意してやるって言ってたけど、果たしてどこの教室が部室になるんだろうか。

銭場 守

そういや善光、お前図書委員のアレ、いいのか?

善光 優斗

「うん、図書室の照明LEDにするからしばらくおやすみだって。」

銭場 守

むしろ今までLEDじゃなかったのかよ…。

金満 潤

優斗ごらんTNKだ。

善光 優斗

「へぇ〜、うんうん。すごいすごい。」

金満 潤

ウッ…イッイク…!!

木生 葉

こいつ脳みそ下半身にあんの?

絵馬 海龍

オレの方がデカいで!

金満 潤

黙れクソメガネ。お前は身長が低いからそう見えるだけだ。調子に乗るなこびとづかん。

絵馬 海龍

あ"ぁん?!!る"っさいねん!!!金髪ブタゴリラがよぉ!!

木生 葉

効いてて草。

常安先生

お前らそんな悲しい底辺争いをするな、涙が出るだろ。

常安先生

お前らが馬鹿みたいな争いしている間に、部室に着いちゃいました。

善光 優斗

先生が止まった扉を見ると【宿直室】と書かれている。

常安先生

先生の隠れ家。サボる時に使ってる。

常安先生

昔は頻繁に使われてたようだが、今はほぼ使われてねぇな。使うとしても、長期休暇ん時に、合宿に来た顧問とかが使ってるわ。だから綺麗に使えよ。

絵馬 海龍

え〜、じゃあ部屋ん中いじったり模様替え出来ひんやん。

常安先生

週一でいいんだろ?いちいちそんな事すんな。部屋用意してやるだけ感謝しろ。

善光 優斗

そう言いながら、先生はドアを開けた。

善光 優斗

「お〜!和室だ!」

善光 優斗

部屋を開けると畳の匂いがした。何だか懐かしさを感じる落ち着く香りだ。部屋には小さなテレビと小さな冷蔵庫。あと懐かしのちゃぶ台。一人暮らしとか出来そうだな。

金満 潤

優斗は和室が好きなのか?なら俺の家にもある。今日の帰りに家に来なさい。

善光 優斗

「みんなで行っていい?」

金満 潤

優斗、二人っきりだ。

善光 優斗

「僕と銭場君?」

銭場 守

タダ飯食えるなら行く。

金満 潤

だぁぁぁってろ!!!ぶち殺すぞ銭ゲバぁ!!

銭場 守

なぁ何でお前俺に対してそんなあたり強いんだよ。

絵馬 海龍

え〜こんなとこで動画撮ったら和室界隈とか言われるやんけ。嫌やわ。

木生 葉

あえて逆に和室界隈風動画でいけば?和室界隈あるあるとか。とりあえずなんか踊ってりゃいいだろ。お前が。

常安先生

先生嬉しいよ。まさかそんなに喜んで貰えるとは思ってなかった…!

木生 葉

言うほど喜んでたか?

常安先生

先生のオアシスを自由に使っていいけど、壊したり配置変えたりすんなよ。

絵馬 海龍

自由ちゃうやんけ。

常安先生

バカタレ。自由っつうのは、気づかいと優しさと、暗黙のルールの上で成り立ってんだろうが。そんぐらいわかれ、高校生ならよぉ。

絵馬 海龍

爆竹とかあかんの?

常安先生

普通聞かねぇし、普通やんねぇだろ、学校で。言わねぇとわかんねぇのか面倒くせぇな。お前みたいな馬鹿のせいでいろいろ規制が厳しくなったりするんだよバカ。

金満 潤

まぁ及第点だな。優斗とセッ○スする時に便利だ。

善光 優斗

「一人でやんなよ。」

常安先生

金満マジでやったら殺すからな、マジで。それだったら爆竹の方がマシだ。

金満 潤

ハッ、お前がごときが?この俺を?面白い事言うなぁ。

絵馬 海龍

爆竹ええの?!

常安先生

だーーかーーらーー!すんなっつってんだろっ!馬鹿がよぉ!!義務教育からやり直せや!

木生 葉

チピチピチャパチャパドゥビドゥビドゥバドゥバどいつもこいつもうるーせーなー。部室来たんだからとっとと部活しろよ。

絵馬 海龍

あー、忘れてたわ。

絵馬 海龍

それじゃ動画投稿部、記念すべき第一回。活動開始や!!

全員

「「「おー!」」」

善光 優斗

この後、記念すべき第一回動画投稿部部活動は、金満君と木生君が喧嘩するわ、銭場君が先生煽るわ、絵馬君が踊り出すわで、現場は混沌だった。

善光 優斗

今後どうなることやら…。

善光 優斗

まぁ、面白そうだし、いっか!!

愛が重いよ、金満君。

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