開いていただきありがとうございます! この作品は、保護者組(桃×黒)の 恋愛物語となっております! 本人様には全く関係なく、 全てフィクションのお話です。 また、少しキャラ崩壊が含まれます。 ご理解いただける方のみ続きをご覧ください。 ご理解いただけない場合は、 通報などをせず、速やかに ブラウザバックをしていただけると嬉しいです。
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悠佑
ないこ
悠佑
あにきの配信の時間。 防音室へ向かうあにきを見送り、 俺は密かににやりと笑う。
ないこ
まろと企んだこの作戦。 あにきにデレにデレてもらうため、 そういうのだけは 天才のまろが思いついてくれた。
…ずばり、俺が冷めたらしい作戦。
ないこ
寂しがってくれるといいけど…と思いながら、 俺は心配半分期待半分の心情。 もし、「じゃあ別れる?」と 言われてしまった始末には 本当に俺へのダメージがデカいし。
ないこ
…と、信じたいところだけど。
俺は不安をぶんぶんと打ち消し、 もう始まっているであろう あにきの配信をのぞく。 今日は雑談枠らしく、 反応がちゃんと見れるなぁと 俺は1人ほくそ笑んだ。
「そろそろ送るで?」
ないこ
まろのLINEに了承のスタンプを送る。 まろが、「ないこ冷めたらしい」という LINEをあにきに送る算段だ。
「送ったわ」
「ナイス」
配信中はあにきスマホ見ないかもな…と 今更ながら思う。 配信の中のあにきを めちゃくちゃ見つめた。
…すると。
悠佑
ないこ
そんな短い声が配信から聞こえて、 俺はばっと防音室の方を見る。
「既読ついたわ」
まろからのそんなLINE。 …てことは、今の反応は間違いなく あのメッセージに対する声だろう。
あの反応をしてから 何も喋らなくなってしまったあにき。 コメントがすごい速さで流れていて、 俺は結構申し訳なくなってくる。
悠佑
ないこ
…作戦とかするもんじゃないかも!!
なんか胸痛い…心臓痛い…… あにき傷ついてるよね…? え、傷ついてるよね? やばい、ソッコーで防音室凸りたい。
悠佑
ないこ
え、あにき配信やめるの!? 俺のためにやめてくれんの!? あの配信大好きなあにきが?!
「配信切りますか?大丈夫ですよー!」
「急用ならしゃあないし大丈夫」
「え、なんかトラブった?」
悠佑
ないこ
なんかもう声からして すごい申し訳ない…。 いやまあ、やろうって言ったのは 俺なんだけどさぁ…!
おつにきの挨拶もそこそこに、 あにきの配信は切れた。 俺はソファに座って、 ふっと平静を装ってみる。
防音室から、 ぱたぱたと足音が聞こえた。
悠佑
ないこ
…いや、もう俺の演技力怖えよ。 作戦は成功させるっていう 執念感じて怖えよ。
悠佑
ないこ
うわぁ…俺最悪なんだけど… ここ最近で一番非道な真似してるんだけど…
悠佑
ないこ
小さな声と共に、 あにきは俺の隣に座って 俺に横から抱きつく。 …え、可愛すぎん?やばいんだけど。
悠佑
ないこ
最低だよ俺!しばくぞまじで!! とは思いつつも、 可愛いあにきを見たいという欲が勝って 俺はシラを切ってみる。
悠佑
ないこ
流石にそこでは嘘をつけない。 俺の心臓がやられる。 俺がそう言うと、あにきは 少し安心したみたいな顔をした。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
俺があにきに微笑みかけると、 あにきの目にきらっと何かが浮かんだ。
…えっ、泣いちゃった!?
悠佑
ないこ
悠佑
俺の肩に顔を押しつけて泣くあにき。 ああもう本当にごめんなさあああい…!!
いつまでも大好きな人を 泣かせるわけにはいかない。 俺はもう耐えられなくなって、 早々にネタバラシをすることにした。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ぱっとあにきが顔をあげる。 そんなに真っ直ぐ見つめないでくれ。 俺めちゃくちゃ悪いやつじゃん。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
誠心誠意謝罪をする。 内藤ないこ、あにきを泣かせた罪で 投獄されても受け入れます。
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
まだ涙の残る顔で 俺に怒るあにき。 こんなことしなきゃよかったぁ…!
悠佑
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
いや泣いてるじゃん! 余っているパーカーの袖で あにきは必死に涙を拭っている。 本当に申し訳なくなって、 俺は慌ててあにきを抱きしめた。
ないこ
悠佑
ないこ
悠佑
内藤ないこ、 二度とこんな悪巧みはしないと誓います。
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