これはとってもとっても古いお話
カミサマだけが知っている
秘密の三人の兄弟の朽ち果てるまで。
母様
‥どうして、この子だけが歳を離れてしまったのかしら。
母様の口癖だ。
莉♥
…ご、ごめんなさい、母様…。
俺には、2人の兄がいる。
ジェ💗
莉犬!行こ?
ななも💜
執務に遅れちゃうよ?何してんのさ!
俺は、この兄たちにささえられて生きてきた。
けど、けど
俺には誰にも言えない秘密があった。
それは絶対に誰にも言えない。
茨が多く、棘がたくさんある薔薇。
だから、誰にも触れられない。触れない。秘密裏に出来ない。
ジェ💗
あはは!なにしてんの、莉犬!
ななも💜
あははッ、本当にね!
だけど
兄さえ
笑ってくれてればいいの
君だけ幸せになって。
…俺の、口癖だ。
母様
もう沢山よ!!
グシャアッ!!!
莉♥
あ、が‥ッやだ‥死にた、く、ない‥!!
音もないくらい部屋の中
俺は独り朽ち果てようとしていた
母様
‥いいや、皆の前で処刑してあげるわ。
もう沢山だ。
俺の処刑される時間は4時。
打ち首にされてしまうんだ。
見ると一面青い空。
恐怖と共に、俺は震えた。
ジェ💗
莉犬!
ななも💜
駄目!!死ぬな!お願い!!
泣き叫ぶ兄たち。
俺を心配してるのか。
…俺は、ニコリと笑った。 笑えた、気がした。
莉♥
…君だけ幸せになって。
俺は、口癖だった言葉を兄達に吐き、その場で命を刈り取られた。
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コメント
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りーぬくん…逆に貴方が幸せにならないと僕も死ぬよー!w(´;ω;`) 誰や☆☆☆たやつ、僕が殺ったる( ◜௰◝ )
りーぬくうううん(泣) 死ぬなああああ!w