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そして僕らまた惹かれ合う

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そして僕らまた惹かれ合う

第1話 - #1

2,822

2024年11月10日

#桃青

#stxxx

#BL

#stcl

#Stxxx

ももんが@いつもより若干低浮上

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ももんが@いつもより若干低浮上

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青

…はい、？

意味のわからない事を言われて思わずそう返す

桃

ｯだから…っ

黄

先輩…ですよね、（シューズ見

黄

何か用ですか？

赤

…（ﾓｸﾞﾓｸﾞ

お昼ご飯を食べていたら

廊下を通りすがった先輩が僕の元に駆け寄ってきた

桃

…青、だよな…っ

青

…え、なんで名前…

知らない人が名前を知っていて困惑しつつも同じ学校だからそんなこともあるかと流す

青

…

桃

…ほら、別れ話もしてないのに急に連絡途絶えてさ、心配したよ、笑

桃

LIME送っても未読無視だし…

青

…待ってください、別れ話？

青

僕今まで誰かと付き合ったこともないし、

青

LIME、あなたと交換してないです。

そう言うと君は驚いたようなショックを隠せない表情を見せた

桃

ｯぁ、…ぇ、

桃

…ｯ嘘…っ

橙

桃、気すんだか？

紫。

…帰ろ？

桃

…そう…だな。

桃

…（歩

そう言うと何も言わずに帰っていく先輩

青

ｯちょっと待ってください！！（席を立つ

青

結局なんだったんですか！？

わけも分からず声を荒らげる

桃

…

先輩に僕の声は届いてないみたいだった

でも、その過ぎていく背中は寂しそうで

辛そうだった

黄

…転校してくる前何かあったんですか？

青

…記憶が無いけど…

僕は今年の春この高校に転校してきた

今は高校2年

生まれてから高校1年まではもう少し田舎のところで暮らしていた

橙

あれ、転校生なん？

青

…まぁ、はい。

今は11月

転校生と言えるような人では無いが

そう話す

橙

へ ~ もしかしたらそこで繋がりあったんかもな

青

…そこでって、…？

橙

桃って田舎住みで電車でとおくからここまで来とるんよ

青

…へ ~ 。

だとしても人違いだ

それに、話したことの無い人に急に話しかけられても失礼極まりない

青

…まぁ、とりあえず

青

体調悪そうだったので

青

お大事にとだけ言っておいてください。

怒ったような口調でそう言い放ち

何も考えてないかのようにまた席に座りご飯を食べる

黄

なんだったんですかね。

赤

でも可哀想だったな ~

青

…

こんな他愛ない話をしている時

頭の痛みが僕を襲った

青

…ｯ僕保健室行ってくる。

黄

あ、また頭の痛みですか？

赤

薬もらっても治らないんだよね…やばくない？

青

…っ…

そう話しかけられている間も

頭を内側からトンカチで叩かれ続けているような痛みに襲われる

黄

…ついて行きましょうか？

青

…いや、大丈夫。

青

先生に言っといてくれない…、？

黄

了解ですっ…。

赤

お大事にね。

青

…うん、

そういい教室を飛び出す

青

せんせ…

いつも入ったらいる保健の先生が居なくて

辺りを見渡すと

桃

…

何もせずぼーっと何かを見つめている先輩

青

…

桃

…

見ていると先輩の頬に涙が垂れる

桃

っ…（拭く

青

…

青

…（ハンカチを渡す

桃

…、？

下を向いていた先輩がこちらを向いた

青

…その、そんなに擦ると腫れちゃいますよ。

そう言うと涙が止まらなくなっていた先輩の姿

青

…

なんだか可哀想になって

先輩の背中をさすってあげた

青

…

青

…その、…さっきはごめんなさい。

桃

…ぇ、…

青

…冷たかったかなって、…

桃

…全然、大丈夫。

青

…

桃

…

桃

…何しに、来たの？

少し期待されているような

何かを言ってほしそうにしている先輩

青

…頭が痛くて。

青

…何年前かは覚えてないんですけど、

青

急に頭が痛くなり始めて。

桃

…そっか。

桃

…今は？平気？

そう聞かれ答えようとすると

青

…あれ、痛くない

いつもなら薬を飲んでしばらくしないと痛みが取れなかったのに

桃

…そっか、

桃

良かった。

そう言うと先輩は懐かしいような優しい笑みを浮かべた

青

…

桃

…授業出る？

青

…あぁ、そうですね…（立つ

桃

…

青

…それじゃあ、お大事に。

そう言って扉を閉める僕

桃

…

『そして僕らまた惹かれ合う──。』

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