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白の彼岸花

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白の彼岸花

6 - 突然の悲劇

♥

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2023年09月25日

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ある日の休日、私たちは久々に会った。

雨宮 望叶

優樹、、、

あの日以来、私はずっと優樹に謝ろうと思っていた。でも全く会えずずっと引きずってしまっていた。 だが、優樹は言った。

晴野 優樹

望叶!!!!久しぶり!!!!

雨宮 望叶

えっ、、、?

信じられなかった。喧嘩したのにも関わらず普通に接してきたから

晴野 優樹

あっそうそうこれを渡したくて探してたんだ!!!!どうせ休日はいつものショピングモール付近にいるんだろうなって!!!!

雨宮 望叶

渡したいもの?

晴野 優樹

うん!!これ、、、

雨宮 望叶

手紙と白の彼岸花?

晴野 優樹

うん!!!!ほらだって秋じゃん?季節の花的なwあと手紙はあの時の、、、ね

雨宮 望叶

あっ、、、うん、、、その事ね

雨宮 望叶

ちなみにさ白の彼岸花の花言葉って何?私花言葉全然分からないんだよね〜

晴野 優樹

「また逢う日を楽しみに」と「想うはあなたひとり」だよ!!!!

雨宮 望叶

(?、、、私の事だけ思ってくれてるのかな、、、嬉しいな、、、)

雨宮 望叶

ありがとう!!!!また会えて前みたいに話せてよかった!!!!

晴野 優樹

、、、、、、どういたしまして!!!!

晴野 優樹

そろそろ時間だし行くね、、、

じゃあまたね!!!! 。。。。。。。。。。。。。。。

雨宮 望叶

(なんか最後言ったような、、、独り言かな、、、?)

雨宮 望叶

うんまたね!!!!

その時は何も疑わなかった。この後がどうなるかなんて

雨宮 望叶

ただいま〜!!!!

、、、、、、

望叶のお母さん

おかえり、、、

雨宮 望叶

あれっ、、、なんか元気ない?どうしたの?

雨宮 望叶

まぁそれはそうと、、、

雨宮 望叶

お母さん聞いて!!!!今日さ久々に優樹に、、、、、、

望叶のお母さん

待って、、、その話はリビングでしなさい。

雨宮 望叶

えっ、なんで?

望叶のお母さん

いいからリビングで話して。

雨宮 望叶

うん、、、わかった。

リビングに行くと、優樹のお母さんがソファーに座っていた。

だが、いつもの優しい顔ではなく、目の下は赤く、目の中は真っ黒でまるで別人を見ているようだった。

雨宮 望叶

あっ、、、あのどうされたんですか?

優樹のお母さん

あっ、、、望叶ちゃん、、、

優樹のお母さん

このテレビニュースを見れば分かるわ、、、

私は言われた通りにテレビニュースを見た。

そこに映っていたのは 「高校1年生女子飛び降り自殺か?」という文字。見覚えのある制服。そしてその制服に(晴野)と書いてあった。

雨宮 望叶

優、、、樹、、?

雨宮 望叶

なんで!?何があったの?どうして映ってるの?

雨宮 望叶

なんでなんでなんでなんで、、、、?

望叶のお母さん

望叶、落ち着いて。今日優樹ちゃんとあったのよね。何を話したの?

雨宮 望叶

ただ、久しぶりって言っただけ、、、

雨宮 望叶

それだけ、、、

優樹のお母さん

そっか、、、

望叶のお母さん

ねぇ、ずっと思ってたんだけど、

望叶のお母さん

手に持ってるものはどうしたの?

雨宮 望叶

あっ、、、そうだ。これ今日優樹から貰ったの、、、

望叶のお母さん

手紙と白の彼岸花?

優樹のお母さん

望叶ちゃん。これ一緒に読んでもいい?

雨宮 望叶

はい。大丈夫です。

雨宮 望叶

じゃあ手紙読みます。

望叶へ 多分この手紙を見てる頃には私、とっくに死んでるんだろうな。ごめんね。本当はねもっと望叶と遊びたかった。もっと思い出作りたかった。でも、望叶と喧嘩して自分が自分でなくなっていったんだよね。その時、ずっと苦しくて苦しくて早く死んでしまいたかった。でも望叶に会わず死ぬのは嫌だった。だから手紙に書いて、家で私の気持ちを見て欲しいなって思った。こんな奴でごめんね。 最後に、私女優になりたかったんだ。 女優さんってかっこよくない?でもこうなってしまったからにはもう諦めるしかないんだけど、望叶がなって欲しいな!!!!だって望叶って顔立ちが綺麗で性格も明るいからすぐなれるよ!!!!まぁこれはただの押し付けなんだけどねw 最後に、ほんとに今までありがとう!!!!いつまでも忘れない。 「また逢う日を楽しみに。」 優樹より。

雨宮 望叶

、、、、、、

「また逢う日を楽しみに。」これは白い彼岸花の花言葉だ。

優樹のお母さん

帰りますね。今日はありがとうございました。

望叶のお母さん

はい。こちらこそありがとうございました。

優樹のお母さん

お邪魔しました。

望叶のお母さん

望叶大丈夫、、、なわけないか。

望叶のお母さん

自分の部屋で休んできなさい。

雨宮 望叶

うん、、、ありがとう。

この日から私は女優を目指すようになりました。

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