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初のオリジナル小説出します!👏
いや、一応テラー始めたばかりの頃 オリキャラの小説出してたんですが (削除済)
黒歴史すぎて掘り返したくないです
てことでここでは「初」を 名乗らせてください
jpyaでもyajpでもないオリジナル小説…… 果たして需要はあるのか(たぶん無い)
あのー、オリキャラ小説で一番困るのって 名前決めなんですよ、私にとっては
てことで推しから取って名前決めました
赤メッシュとかアイコンの色とか いぬの名前とかも、ね……
なのであまり突っ込まないでほしいです🙏
では本編Go!
朝
藤野 翠
悪夢、とまではいかないけど見ていて妙に 疲れる夢
内容はすぐ忘れるけど、気分が悪い
目は覚めているのに、体は鉛のように 動かなくて
体は言うことを聞かないし、起き上がると 頭も痛いし気持ち悪い
最後に、安心してぐっすり眠れたのは いつだっけ?
お母さんに無理矢理上半身を起こされ 血圧をあげる薬を飲まされ、布団は 剥がされて少し寒い
動かない体と眠気から 二度寝してしまったり、 意識があればリビングからは 元気に動く妹の声
毎日薬が効いている感覚は無し
藤野 翠
昨日も、一昨日も、先月も
代わり映えのない地獄のような朝を、 無限にループしているような気がした
午後の学校
昼休み中の廊下は、行交う生徒と先生で 溢れかえっている
藤野 翠(ふじの みどり)は、 下の方で一つに結んだ髪を 揺らしながら一人で廊下を歩いた
藤野 翠
別に誰に言うでもなく呟く
「起立性調整障害」
それが辛くて、最初は不登校だった
でも、今は違う
午後からなら、来られる
なぜなら——
広瀬 優杏
背後から声が飛んできた
振り向くと、広瀬 優杏(ひろせ ゆあん)が 校舎の階段から身を乗り出している
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
優杏は笑いながら階段を下りてきた
二人で並んで教室を目指す
優杏はまっすぐ揃った黒髪のボブを揺らし、 私は癖のある髪を低い位置でひとつに 結んでいる
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
広瀬 優杏
優杏は、妙に淡々とした声で言った
広瀬 優杏
藤野 翠
広瀬 優杏
広瀬 優杏
広瀬 優杏
広瀬 優杏
優杏が語る
怒ってるようだけど、声はいつも通りで
藤野 翠
藤野 翠
自分で言いながら少し笑う
藤野 翠
優杏は吹き出した
広瀬 優杏
広瀬 優杏
広瀬 優杏
諦めでも、軽蔑でもない
ただの事実だった
二人で教室に入った
午後の教室は、眠気と退屈で満ちている
黒板にはびっしりと数式が書かれていた
残りの休み時間は後少し、 たったの数十分の休憩で、 また長い授業に戻る
私は窓側の自分の席に座り、リュックから 教科書やらノートやらを取り出した
クラスメイト
クラスメイトに一枚のプリントを渡された
クラスメイト
藤野 翠
体育祭の練習はほとんど全て午前中に 行われる
その時私が学校に来られないから、 実行委員の人が特別に渡してくれたみたい
クラスメイト
藤野 翠
大丈夫
毎週木曜日だけは体育祭練習が午後に 入ってる
今日は出られる
午後の体育館は蒸し暑かった
窓から風は入るけれど、 ほとんど湿った空気に押し返されるだけ
クラス全員で八の字跳びの練習としていて、 縄の回る音と靴が滑る音、 数人の生徒の跳んだ数を数える声が響く
私たちの学年の種目は大縄跳び
今回の体育祭でのルールは、三分間で より多くの回数縄を跳べたクラスの勝ち
よって、引っかからずにどれだけ速く連続で 跳べるかが大事だった
クラスメイト
誰かの声が聞こえる
でも私は立っているのも精一杯で、 足が少しふらついた
胸の当たりが締め付けられるように重く、 頭もぼんやりする
午後はいつも大丈夫だったのに
ずっと走っているから息切れも酷い
速く休憩にならないかな、 三分間ってこんなに長いっけ?
優杏は私の後ろに並んで、ノーミスで 縄を跳ぶ
待ち時間は前髪を弄りながら楽しそうに 笑っていた
……でも、その目はいつもどこか 遠くを見ていて
今この場にいるはずのに、 どこにもいないみたいで
縄跳びもクラスメイトも、その瞳には 映っていないようだった
広瀬 優杏
小さな声でそう聞かれる
藤野 翠
嘘、全然平気じゃない
走って、ジャンプするのが怖かった
そもそも私は元から運動得意じゃないし……
広瀬 優杏
藤野 翠
必死に息を整えていると、気付けばもう 自分の番になっていた
藤野 翠
ドサッ
遅れて縄の真ん中へ走り出したけど 跳ぶのが間に合わず足に縄が引っかかり、 前へ思いっきり転んでしまった
膝がジンジンと痛む
早く立ち上がらなきゃ、と体を奮い立たせて 足を上げたが、今度はその際に立ちくらみを 起こして目の前が真っ暗になり、 頭がグワンとした
平衡感覚がわからなくなり、 また軽く転んでしまう
広瀬 優杏
優杏が駆け寄ってきてくれた
広瀬 優杏
広瀬 優杏
そう言って、私の体を支えてくれる
クラスメイト
クラスメイト
誰かが言う
声はすぐ消えたけど、空気は重くなる
笑っていたはずのざわめきが、一瞬で 見てるだけの沈黙に変わった
先生の視線も、遅れてこちらに向けられる
先生
先生
優しいはずなのに圧を感じる声
クラスメイトたちの視線も痛い
そして私の胸は締め付けられるように 苦しかった
でも体は思うように上手く動かないし、 私の両膝には血が滲んでいた
藤野 翠
泣きそうになりながら謝ろうとしたけど、 掠れた小さな声しか出なかった
先生は一瞬だけ時計を見て、眉を寄せる
優杏は周囲を見回して少し睨んだ後、 私の前で屈んだ
広瀬 優杏
広瀬 優杏
藤野 翠
優杏の予想外すぎる行動に、私だけでなく クラスメイトたちの野次馬の声も上がった
広瀬 優杏
優杏はそれが当然かのように続けた
私はどうしたらいいか迷っていると……
先生
広瀬 優杏
先生が言い、優杏が問う
先生
時計と私たちを交互に見ながら先生は 答えた
広瀬 優杏
優杏がキッパリと言い、一気に空気が冷える
広瀬 優杏
優杏の声が冷たい
先生
先生が言葉に詰まる
広瀬 優杏
優杏も負けじと言い返す
広瀬 優杏
優杏はとうとう先生を無視して、私を見た
優杏に急かされ、仕方なく私は優杏の背中に 体を預ける
優杏は両手で私のお尻をしっかり支え、 スクッと立ち上がった
なんの迷いもない
先生
慌てたように、遠くから腕を組んで 見ていた先生が走ってくる
クラスメイト
クラスメイト
クラス委員長が言った
藤野 翠
先生は、頭を抱えて溜息をついた
先生
広瀬 優杏
優杏は適当に返事をして、ここから 逃げるように小走りし出した
後ろからまだ何か声が聞こえたけど、 優杏は少しも振り返らなかった
優杏(ゆあん)って名前 キラキラネームとして実際に あるらしいので「もうこれでいっかー」 って思ってこれにしました
原稿があるんですけど4万字もあって……… 書き切れるかな