第二章　迫りくる影

帰宅中…

すると…

ういは急いで振り向いた

足売りババアが近づいていく

急いで走り出す

ガシッ

グッ…

ういの足がちぎれた

ういが動かなくなった

足売りババアがういの足を風呂敷に詰めている

足売りババアは静かに帰っていった

〜足売りババア〜 足を集める恐ろしい老婆 　足売りババアは、大きな風呂敷を背負った老婆の怪人である。不気味な笑みを浮かべながら「足はいらんかね？」と話しかけてくるらしい。大きな風呂敷の中にはたくさんの足が入っているようで、怖くなって「足なんていらない」と答えると、ものすごい力で老婆が足をうばいとって風呂敷の中にいれ、去っていくという。 　もし足を「いる」と答えると、足を無理やりくっつけられて3本になってしまったり、「自分ではなく友達のところに行ってくれ」と言わねばならなかったりと、うまく逃げる方法はあまりないようだ。

〜調査レポート〜 風呂敷ではなく乳母車で足を運ぶこともあるらしい。「いらない」と答えると足をもっていかれるのは同じだが、「いる」といえば足をくれる。このように足を奪われる都市伝説は「カシマレイコ」や「ペタペタ」などにも見られる。

種類:怪人 危険度:★★★ 場所:道 特徴:背中に大きな風呂敷を背負っている。見た目は老婆だが、力はものすごく強い。 時代:1990年代〜現代