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いむしょーで 『少女レイ』 第1章
⚠︎白水です。 キャラ崩壊しているかもしれません。 自衛をよろしくお願いします💦
それではどうぞ!
カンカンカンカンカンカン
ミーンミンミンミンミン
初兎
初兎
君のいない世界でこの季節は
ただ暑苦しいだけの地獄にも似てる
初兎
初兎
初兎
初兎
今更後悔してももう遅い
そんな事俺が1番わかってる
ミーンミンミンミンミン
カンカンカンカンカンカン
蝉の声と踏切の音がうるさい
なんだか頭が朦朧とするのは 水分補給を怠ったからか
汗をダクダクと流しながら 踏切に向かう
-hotoke-
初兎
初兎
-hotoke-
-hotoke-
いるはずのない君が 俺の名前を呼んでいる
本能が狂い始める
俺は君が死んでいる事なんて忘れて 君のいる踏切へと駆け出していた
追い詰められたハツカネズミ
カンカンカンカンカンカン
初兎
初兎
-hotoke-
今 絶望の淵に立って 踏切へと飛び出した
カンカンカンカンカンカン
踏切が鳴っている事に 気づいてないのだろうか
彼は楽しそうに笑っている
初兎
初兎
そう言った瞬間彼の顔は 冷たいものになる
初兎
君の表情がいつか見た景色と重なる
あれは、、いつの事? 思い出せない…
だけどこの後君は…ッ
その事実を思い出した瞬間 俺は踏切へと飛び出していた
そう 君は友達
初兎
そう君は1人さ
居場所なんてないだろ?
カンカンカンカンカンカン
初兎
初兎
2人きり此の儘 愛しあえるさ
そしてふと思い出した
繰り返す フラッシュバック 蝉の声
目の前にいる彼はもういないことを
2度とはかえらぬ君
初兎
異変に気づいた時にはもう遅い
電車は真横に迫っていた
ギギギギガッ、、 ガッシャーン…ドンッ
初兎
永遠に千切れてく お揃いのキーホルダー
夏が消し去った白い肌の少年に 哀しいほど
取り憑かれてしまいたいー
-hotoke-
-hotoke-
高校1年生の夏 夏休みが終わり 9月 学校生活がスタートする
彼の机の上には一輪の花が生けられた花瓶が置かれていた
本来亡くなった人に供えるものだ 不謹慎極まりない
イジメの合図だと言っても 過言ではないだろう
本性が暴れ始める
9月のスタート告げるチャイム
-hotoke-
-hotoke-
クラスメイト
クラスメイト
君はイジメとは無縁な ムードメーカー的存在
誰も君が標的になるなんて 思いもしなかっただろう
でも、そういう奴ほどイジメがいが あることを皆んな知っている
-hotoke-
-hotoke-
ビシャッ
-hotoke-
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
初兎
初兎
初兎
教室内が加虐と恐怖の匂いで 充満する中
俺は1人ドアの外でニヤリとした 笑みを漏らした
次の標的に置かれた花瓶
仕掛けたのは
俺だった
第1章はここまでです! 読んでくださり、 ありがとうございます!
よろしければいいねやコメントをしていって下さると嬉しいです!
それでは、 第2章楽しみに待っていてください!