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父
てめぇいい加減にしろ！
はると
……
父
返事ぐらいしろ！
はると
ごめんなさい…
僕は4人家族の長男
妹のかおんが生まれてから僕は親によくハブられるようになった
ぼくは顔も普通で勉強とスポーツは全然出来なかった
それに比べて
妹のかおんは顔も可愛くて勉強もスポーツも出来て
いわゆる優等生だったのだ
親も僕を産んで後悔している…
僕だってこうなりたくてなってるんじゃないのに…
母
さあ！
母
出かけるわよ！
かおん
やったー！
はると
どこに行くの？
母
は？
母
お前は連れてかねえよ
父
家で反省しとけ
父
家の中を荒らすなよ
バンッ
はると
痛……
母
ハハハハハ！
かおん
お兄ちゃんダサ！
父
さあ行くぞ！
かおん
いこう！
はると
夜になっても帰ってこない……
はると
お腹空いた…
外はあっという間に暗くなった
だが、ここで電気をつけたり冷蔵庫の中の食べ物を食べたら………
また殴られる
ガチャ
父
はるか、凄いぞ！
母
ありがと♡
母
大好き💕
そう言って母は父にキスをした
かおん
ままーパパー、
かおん
どんななまえにする？
父
そうだな
父
男の子だからカッコいい名前がいいな
母
そうね
母
ああならない様に
そう言って母は僕を指差した
その顔は余りにも冷たくて
この時感じた
この人達は僕の本当の親じゃないんだってね
でもここで新しい考えがふと頭を横切ったんだ
もし新しい子が産まれたら…
僕への態度は今よりもっと悪化するのでは…
こんなんだったら死んだ方がマシだ
初めてそう思った
夏休み
かおん
やったー！
かおん
旅行だ！
母
ハワイとか行けなくてごめんね
父
いいさ
父
お前の大好きな温泉だし
父
きっと楽しくなるさ
かおん
うん！
かおん
楽しみー！
はると
……
はると
僕はご飯どうしたらいいですか？
父
自分で考えろよ！
バンッ
ガンッ
はると
痛…
かおん
ダッサ！
かおん
わたしに近寄らないでよねー！
かおん
汚い菌がうつる！w
父
それなw
母
はやく行きましょ！
バンッ
俺はその場に棒立ちしていた
今日がチャンスだ！
俺は走ってベランダへ行った
はると
うわぁ
はると
外ってこんな綺麗なんだ
俺は
ベランダから落ちていった
はると
僕は死んだ後空から家族を見ていたんだ
はると
でも
はると
みんな何事もなかった様に過ごしていて…
はると
本当に僕はいらない存在だったんだ…
はると
自殺して正解だった…
はると
我が家に赤ちゃんが生まれた
オギャーオギャー
はると
ん？
はると
(僕はこの時点で他の家庭に生まれ変わったのかと思っていた)
はると
(ある男の人が僕の耳元で)
父
逃げれると思うなよ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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