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原 朔
原 朔
俺は原 朔(はら さく)。 ごく普通のコンビニアルバイト男。
この日も普通に働いていた。
店員 『原くん、あの商品品出ししてくれる?』
原 朔
原 朔
原 朔
普通に忙しかった。
でもこんなの日常茶飯事だから仕方ない。
店長 『アルバイトの子達は先あがっていいよ。』
アルバイト 『、!はい、ありがとうございます…!』
俺の他にもう一人、女のアルバイトがいる。
その子はいつも暗い顔で来て、暗い顔で帰ってく。
女店員からの悪口が日に日にエスカレートしているらしく、心配だ。
原 朔
原 朔
原 朔
アルバイト 『は、はい…なんですか、?』
原 朔
原 朔
アルバイト 『…いえ、相談したって何にもならないので…』
原 朔
アルバイト 『…』
アルバイト 『皆して、そんな風に言いますよね。』
退勤していってしまった。
原 朔
原 朔
店長 『おう、また来週な。』
原 朔
子供 『ねぇママ、あの人どうしたの?』
子供のお母さん 『お仕事で疲れてるのよ、きっと。』
子供が気にかけてくれている。
すごく嬉しいけど、少しモヤモヤする。
原 朔
原 朔
原 朔
原 朔
お母さん 『あら、おかえりなさい朔。』
妹(南袴(みこ)) 『兄ちゃん、おかえり。』
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『はいはい、お兄ちゃんおかえりー。』
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『お母さん助けて、兄ちゃんがマジウザい。』
お母さん 『いいじゃないの、お兄ちゃんでしょ?』
妹(南袴(みこ)) 『はぁ…』
お母さん 『それより、ご飯冷めちゃわないうちに食べるわよ。』
皆 『いただきます。』
原 朔
お母さん 『朔、本当にいちごミルク好きね~。』
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『え、私は牛乳大嫌いなんだけど。』
妹(南袴(みこ)) 『でも紅茶とかルイボスティーとかは好き。』
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『してない。』
…まぁ、こんな会話しながらいつもご飯を食べ進めてる。
原 朔
お母さん 『もうちょっと食べなさい、朔。』
お母さん 『あなた只でさえ小柄なんだから、身長伸ばそうとか思わないの?』
原 朔
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『私に背越されてるのにね。』
原 朔
原 朔
原 朔
原 朔
妹(南袴(みこ)) 『へー、じゃあやってみな?』
原 朔
お母さん 『あらら…』
原 朔
お母さん 『朔、大丈夫?』
原 朔
こんな平和な日々も今となっては、束の間だ。
原 朔
謎の女性 『原 朔さん。』
原 朔
謎の女性 『…残念ながら名乗ることはできません。』
謎の女性 『船に乗るときはこの薬を飲んでください。』
原 朔
原 朔
謎の女性 『依存性はありませんのでご安心を。』
原 朔
原 朔
謎の女性 『それでは行きましょう。』